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知財を知る

2011年6月2日更新

14.外国での権利取得の必要性~模倣被害調査より~

模倣品・海賊版による被害は、近年、複雑化・広範化しており、これらの被害は我が国企業にとって潜在的市場の喪失、消費者に対するブランド・イメージの低下等の悪影響を及ぼすため、その対策に積極的に取り組む必要があります。

今回は、特許庁が行った日本の企業・団体への模倣被害に関するアンケート結果をもとに、2009年度における国内外での模倣被害の状況についてまとめてみます。(有効回答数4304社、被害企業数1059社)

1. 模倣被害率は24.6%

模倣被害率は02年度をピークとして数年、低下傾向にあり、06年度から増加に転じていたが、09年度はやや減少。規模別では前年度比で大企業は減少したが、中小企業はやや増えている。

2. 被害多発はアジア地域

製造、経由、販売消費のいずれかの被害を受けた国・地域別の被害企業の比率は、前年度に引き続き、中国の被害社率が最も高く、次いで韓国、台湾、タイと続いている。中国、韓国、タイでは増加傾向にあり、アジア地域での模倣被害が深刻な状況。その他の地域では北米、欧州がアジアに次いで被害多発地帯となっている。

模倣品の製造国・地域については、模倣被害を受けた企業1059社のうち、671社が模倣品は中国で製造されていると回答しており、依然として中国での被害が高水準にある。

3. 模倣被害対策企業は増加

模倣被害対策の実施率(模倣被害対策実施企業/総回答社数)は前年度を下回ったが、対策を講じている企業数は2年連続で増加。対策内容については「国内外での知的財産権の取得」が81.6%と最も多く、次いで「模倣品の製造業者・販売業者への警告」(31.0%)、「製造業者の調査」(28.5%)と続いている。

昨今の報告では、大企業の商品を模倣すると当局の取り締まりが厳しいため、大企業への模倣は敬遠する傾向にあるようです。それよりもガードがゆるい中堅・中小企業の商品の模倣のほうが楽なので増加の傾向にある、ということが報告されています。

(特許庁資料より引用)

監修:香川県知的所有権センター

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「知的財産権」の代表的な類別として“特許権”、“実用新案権”、“意匠権”、“商標権”などがあります。
「知財を知る」は、日々の企業活動から生み出される知的創造活動において権利保護を与え企業発展を支える知的財産制度、いわゆる“知財”をより深く知ることで、様々な商業活動において生み出される自社のサービスや商品を守り、かつ攻めの有効な武器として活用できる可能性を秘めています。
ここでは、知的財産権制度をより深く、より丁寧に実例を交えながら解説していきます。

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