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香川の元気印!

2011年6月16日更新

創ります!世界に一つだけのTシャツ - プラスワンインターナショナル

クラブ活動や学園祭に、お揃いのTシャツを着て参加している若者たち。胸や背中ではユニークなキャラクターやチームの合言葉が躍っている。彼らの表情から感じられるのは仲間としての一体感、そして〝オリジナル〟を身につけているという喜び―

オリジナルプリントのTシャツ製造などを手掛けているプラスワンインターナショナル。注文は企業などから来る大量のものから、たった一人のお客さんまで受け付ける。〝オリジナル〟にこだわるプラスワンインターナショナルに、一年で最も忙しい、Tシャツの季節がやってきた。

〝オリジナル〟へ転身

高松市木太町のプラスワンインターナショナル。かつてはセレクトショップとして、個人輸入で買い付けてきた衣料品などを販売していた。しかし、取締役専務の新開強さんが業態を一新させた。2003年のことだった。「業績があまりにも悪かったので、迷いはありませんでしたね」

Tシャツやポロシャツ、ブルゾンなどのカジュアルウェアに、お客さんが希望するプリントや刺繍などを加えて販売。新開さんが目をつけたのは〝オリジナリティ〟という付加価値だ。

「最初は知り合いの飲食店や学生時代の恩師を頼って『スタッフお揃いのユニホームを作りませんか、部活動の練習着を作りませんか』と営業してまわりました。その時に感じたんです。『あっ、ニーズがあるな』って」

お客さんと一緒に

営業まわりで実感した「ニーズ」。そこで新開さんは需要を掘り起こそうとインターネット通信販売に乗り出していく。しかし―

「当時はまだネットで商品を買うこと自体、一般的ではなかったので・・・お客さんの抵抗感が強かったですね」。お互い顔の見えない者同士。どうすれば〝信頼〟してもらえるのか・・・

「お客さんとのやりとりには十分に時間をかけ、ヒアリングを繰り返しました。必要に応じてface to faceの商談も行います。今も常に目指しているのは『お客さんと一緒に商品を〝創る〟』ということですね」

最初の1年で年商は以前の約7倍に増えた。注文は企業イベントのスタッフTシャツや飲食店のユニホームなど大口のものから、学生サークルや学園祭でのスタッフウェア、もっと小規模なグループまで、次々と広がっていった。ネット通販の隆盛もあるが、確かにそこにあった「ニーズ」に「信頼」を加え、業績は伸びていった。

様々な要望に応えるために

「通常だとコスト削減のために工場を持つのが普通だと思うんですが・・・」

新開さんの戦略のひとつに「自社工場を持たない」ことがある。オリジナルを前面に打ち出せば打ち出すほど、お客さんからの注文は多種多様になる。値段の安さを求める客、納品のスピードを求める客、特殊な加工方法でクオリティを求める客・・・自社で工場を抱えるよりも、それぞれに強みがある全国各地の工場とのネットワークを持って一つひとつのニーズに応えていくことの方が、逆に強みになると考えたのだ。「5日後に納品してほしいと北海道から注文が来たこともあります。すぐさまスピードに強い工場にお願いしました」

様々なお客さんの要望に、最善の策で応えていく―それがさらに強固な「信頼」へと繋がっていく。

許されない「1ミリのずれ」

しかし、頭を抱えることも多い。「色がちょっと違うとか、プリントの位置が1ミリずれているとか・・・やはりオーダーメイド品というのは思い入れが強いですよね。でもその分、注文通り、もしくはそれ以上のものができると本当に喜んでもらえます」

最近は個人のお客さんからの注文が増えているそうだ。新開さんは楽しそうにこんな構想を話す。「お子さんが生まれたときの足型や、初めて描いた絵をプリントするというのはどうですかね。オンリーワンの〝自分ブランド〟って、とても楽しくて自慢にもなりますよね」

何でも〝オリジナル〟に

〝転身〟から7年余り。抱える顧客は全国に広がり、今年3月には東京にも事務所を構えた。ネット通販の勢いが増すに連れてライバルも増えてきたが、ウェアだけに限らず、バッグやキャップ、さらに紙コップや使い捨てマスクなど、雑貨や消耗品にまで次々と〝守備範囲〟を広げている。「オリジナルと名のつく可能性があるものは何でもやれると思っているんです」

大量生産されている商品も、お気に入りのデザインが加われば一瞬にして「特別」に変わる―

「業態はネット通販ですが、お客さんから毎日のように電話などで〝リアル〟なお礼の言葉をいただくんです。そんな時は実感しますね。既製品をただ棚からおろして売っているんじゃない、喜ばれるサービスを提供しているんだなって」。新開さんの表情がまた一段と楽しそうになった。

ネット上でデザインコンペ

新開さんは半年ほど前にユニークな試みを始めた。「自社のロゴマークを作りたい」などというクライアントと、「自分のデザインを世に出したい」と活躍の場を求めているデザイナーをネット上でマッチングさせる「デザインミープラス」というコンペサイトだ。デザイナーは賞金をかけて自慢のデザインを競い合う。「SNS機能も搭載しているので、参加者同士の交流の場にもなっています。もっとサイトが活性化すれば、イベントの開催とか、いろんなことにチャレンジしたいですね」

プラスワンインターナショナル

所在地
高松市木太町5116番地20
TEL:087-869-8080
FAX:087-866-8288
URL:http://www.p1-intl.com/
資本金 5000万円
従業員数 67人(グループ全体)

沿革

  • 1998年 高松市内にセレクトショップ オープン
  • 1999年 有限会社プラスワンインターナショナル 創設
  • 2003年 オリジナルプリント受託業務 開始
  • 2004年 インターネット通販事業 開始
  • 2006年 株式会社に組織変更
  • 2008年 ライブカラー株式会社 設立(グループ企業・高松)
  • 2009年 株式会社ダブルデプト 設立(グループ企業・大阪)
  • 2010年 ライブカラーゆめタウン高松店 出店
  • 2011年 プラスワンインターナショナル東京営業所 開設


讃岐を歩く

変わらぬ風景

映画「世界の中心で、愛を叫ぶ」のロケ地となった、高松市庵治町の皇子神社。階段を上ると、主人公たちも使ったブランコがある。今はもう訪れる観光客も少なくなっただろうか。けれど、庵治ののどかな景色は変わらずそこにある。

Photo:T.Nakamura

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