2011年11月3日更新
7月中旬に高松へ赴任して間もなく、小豆島にでかけてみた。家内と共に高松港からフェリーに乗って、池田港で下船。オリーブ公園経由で、「二十四の瞳」の舞台となった〝岬の分教場〟まで足を伸ばした。夏の暑い盛り、自転車での長い道のりながら、穏やかな島の光景に心が癒された一日だった。
ところで、同じ壺井栄の小説で、NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)に登場した作品がある。「あしたの風」である。オリーブの島、小豆島に繰り広げられたであろうこのドラマは、NHKの朝ドラが始まった翌年の昭和37年、東京オリンピックや東海道新幹線開業の2年も前の放送であった。まだテレビが十分普及していなかった時代でもあり、記憶に無い人も多いと思われる。
四国ではここ数年「龍馬伝」や「坂の上の雲」、「ウェルかめ」など数々のNHKドラマに恵まれ元気をいただいた。さらに最近の報道によれば、香川県と観光協会が「こんぴら歌舞伎の裏方として活躍してきた実在の女性を主人公にしたドラマ」の制作をNHKに提案されたとのこと。もし実現すれば、香川発の朝ドラとして半世紀振りだが、前回はまだテレビがあまり普及していなかった時代でもあり、実質的には初の快挙とも言える。「日々是好日」をモットーに生きる主人公が、沈滞ムードの世の中に元気を発信しつつ、次回瀬戸内国際芸術祭の機運を盛り上げ、四国ブームにつながればと願うのは、若干欲張り過ぎか。実現のほどは定かではないが、新生〝うどん県〟から、四国・香川の良さとともに、「日々是好日」のメッセージが全国津々浦々に発信される日を楽しみに待ちたい。
ちなみに、「日々是好日」とは、かけがえの無い一日を全身全霊で生きることにより、充実した良き日々を迎えるところに真意があるようだ。日々精進に心掛け、良き日を迎えたい。
四国財務局長 阿曽 秀昭
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