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ポン真鍋のUI探訪

2014年7月3日更新

物語を届けるデザイナー 坂口 祐さん

今回は身内過ぎてお叱りを受けるかもしれない。でも、「UI探訪」としては、どうしてもこの男を紹介したい。物語を届けるデザイナーとして活躍中の坂口祐くんだ。5月に「四国食べる通信」という、食材と冊子が同時に届く"食べる情報誌"を私が編集長として始めたのだが、この写真やデザインを担当するのも彼だ。

YOUに魚と書かれた青いロゴマーク。「物語を届けるしごと」と題された美しい写真の並ぶWEBサイト。四国や瀬戸内の情報を検索された経験のある方なら、これらをどこかでご覧になっているかもしれない。「しごと」とあるが彼にとっては仕事ではない。坂口くんがライフワークとして発信し続けている記録サイトだ。

こんな四国への愛情溢れるサイトを運営している坂口くんだが、生まれは神奈川県の茅ヶ崎市。慶應義塾大学で建築デザインを学んだ後、活動の幅を広げるために単身ロンドンへと留学。そんなシティボーイの坂口くんにあるとき、四国への扉が開かれた。留学を終え帰国しようとしていた頃、たった140文字のツイッター投稿文が目に留まった。そこにあったのは「四国で活躍中の人材を取材し、彼らの紹介サイトを立ち上げ、管理運営の出来る人材を募集中」という四国経済産業局の求人情報。

この一文に導かれるように、坂口くんは四国に移住した。「まさに自分が四国に呼ばれている気がした」というから不思議なものだ。建築、都市計画は勿論のこと、写真、WEB、舞台設計まで何でも出来る。そして、謙虚だ。先述のサイトは「四国びと」として一つの形を残した。4年間の勤務を終え、この春に独立した坂口くんだが、まるで当然と言った風に今も高松で暮らしている。この4年間に築いた関係性が今も坂口くんを支えている。つまり、四国が彼を求めていたのだ。

「四国食べる通信」は都会で安心安全を求める消費者に、哲学を持った四国の生産者の食べ物とその生産背景を届ける。坂口くんはこれまでの物語を届ける仕事から、消費者と生産者の新しい関係性をデザインし、経済を生み出す仕事へとステージを上げた。ひょんなことから始まったように見える坂口くんと四国の関係。実は祖母の生家が四国にあることも後から判明した。きっと深いところでつながっていたご縁。これから彼がどう四国をデザインしていくのか。見逃せない。

坂口 祐さん

1980年 神奈川県茅ヶ崎市生まれ
慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)にて、都市河川の研究と景観設計を学ぶ。英国にて建築設計を学んだ後、2010年に四国に移住し、四国経済産業局にてウェブマガジン「四国びと」を担当。傍ら、島の雑誌「せとうち暮らし」や自身のブログ「物語を届けるしごと」を通じて四国や瀬戸内の魅力を四国外や海外に発信している。

"ポン真鍋" 真鍋邦大
1978年高松市生まれ。高松高校、東京大学、外資系金融会社を経て、2012年小豆島に移住、地域おこし会社「459」創業。
活動テーマは「シマとマチとトカイをつなぐ」こと。
"ポン菓子職人"としても活躍。

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ポン真鍋のUI探訪とは

「ポン真鍋のUI探訪」は、UIターン者が香川に移住した理由、決め手となった出来事、暮らしの比較など、小豆島で町おこしに情熱を注ぐ"ポン真鍋"こと真鍋邦大さんがUIターン者の本音に迫ります。



讃岐を歩く

三豊市詫間町の紫雲出山(しうでやま)の春は、約1000本の桜で淡いピンク色に染まる。思わず足を止めて見とれてしまう。やわらかな風に舞う桜の花びらはどこへ行くのか。思いを馳せながら、己の道を歩く。

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