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動向リサーチ

VOL.219 2017年6月15日

2016年香川県新設法人動向調査 東京商工リサーチ

2016年に全国で新しく設立された法人(以下、新設法人)は12万7,829社に上り、7年連続で前年を上回った。香川県では700社が設立したが、前年の749社から6.5%減少し、減少率は全国5番目だった。

※本調査は、東京商工リサーチの企業データベース(対象327万社)から、16年(1~12月)に新しく設立された新設法人を抽出し、分析した。

新設法人は13年に前年比18.2%と高い伸びを示して以降、伸び率は漸減傾向を辿っていたが、16年はついにマイナスに転じた。その一方、16年の休廃業・解散は331件(前年比12.9%増)で、調査を開始した2000年以降の最多記録だった10年の307件を上回り、過去最多を更新した。

東京商工リサーチ調べ
 

16年の新設法人数は、休廃業・解散と倒産を合計した消滅企業数を上回った(1.8倍・前年2.2倍)。しかし、全国平均の3.3倍(前年3.4倍)を大きく下回っており、今後は起業促進に向けた官民挙げての支援と環境作りが急がれる。

産業別での増加率トップは不動産業の前年比42.8%増、次いでサービス業他(前年比13.8%増)、運輸業(同6.2%増)と続いた。不動産業は、不動産価格の下げ止まり機運の高まり、資産運用としての不動産投資の活発化などの要因により開業が増えている。

一方で、農・林・漁・鉱業(同45.0%減)、小売業(同37.8%減)、金融・保険業(同35.2%減)、製造業(同25.7%減)、建設業(同22.3%減)、情報通信業(同12.0%減)、卸売業(同5.0%減)は前年を下回った。金融・保険業は、マイナス金利の導入で低金利が長期化し、運用益をあげることが難しい環境が影響してか、唯一2年連続で減少した。

20年の東京五輪・パラリンピック開催を控え、社会インフラ整備や民間投資など先行きの建築投資増が期待され、全国では建設業が増加率トップ(同9.2%増)だった。それに対し、香川県では前年比22.3%減となるなど、全国とは対照的な結果となった。

香川県内13市郡のうち、前年に比べ増加したのは小豆郡(前年比37.5%増)、坂出市(同15.1%増)、観音寺市(同8.5%増)、善通寺市(同3.8%増)の4市郡で、残る9市郡は減少した。なお、前年は増加10市郡、減少2市だった。

瀬戸内国際芸術祭で賑わった小豆郡は、唯一2年連続で2けた増となるなど明るさが際立った。少子高齢化による人口減、過疎化が危ぶまれるなかで、観光関連や特産品であるオリーブ関連製品の卸売業者などを中心に新設法人が増加している。

東京商工リサーチが算出した16年都道府県別の法人全体に占める新設法人の割合は、沖縄県、東京都、福岡県、千葉県など人口増の都県(総務省人口推計・16年10月現在)の比率が高かった。一方で、秋田県、新潟県、山形県、高知県などの人口減少県は比率が低く好対照をみせた。さらに、年齢別人口(総務省人口推計・16年10月現在)でも、65歳以上の人口割合が30%を下回る、沖縄県(20.4%)、東京都(22.9%)、福岡県(26.6%)などは新設法人率が高いのに対し、65歳以上の人口の割合が30%を超えた秋田県(34.7%)、長野県(30.7%)、新潟県(30.6%)などは新設法人率が低い。

香川県の65歳以上の人口割合も30.6%と高齢化率が高い。起業促進は、人口減少や高齢化と関連性が高く人口問題と切り離せず、生産と消費、サービスの基盤を構築できないまま、補助金等で強引に開業率アップを図ったとしても、長続きは難しいだろう。開業支援だけでなく、人口減少の克服に向けた取り組みや地方経済の底上げが必要と思われる。

東京商工リサーチ 四国地区本部長兼高松支社長 立花 正伸

東京商工リサーチ 河原社長が来社

(左から)東京商工リサーチ・河原社長、
高松支社の立花正伸支社長、藤見達也上席部長、
朝日オリコミ四国社長・新開得央

5月23日、東京商工リサーチの河原光雄社長が、ビジネス香川を発行する朝日オリコミ四国(高松市木太町)に来社。奈良県出身の河原社長は「香川は好きです。宇高連絡船のうどんがおいしくて、とても思い出深いですね。香川の県民性は、私の地元と似ているように感じます。香川が元気になるお手伝いができれば」と話した。

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動向リサーチとは

「動向リサーチ」は、東京商工リサーチがまとめる詳細な情報データに基づき、株式会社東京商工リサーチ 四国地区本部長兼高松支社長・立花 正伸さんが香川の経済動向を鋭く分析します。



讃岐を歩く

四国村を歩く。厳しい残暑のなか、400個あまりの風鈴が人々に涼を送る。蝉の大合唱を包み込むような、響き合う風鈴の音。立ち止まって耳を澄ますと、蝉と風鈴の対話が聴こえてくる。今年の夏は、まだ続きそうだ。

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