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さぬき美探訪

VOL.220 2017年7月6日

蜷川実花《Flowers》2015年
©mika ninagawa,
Courtesy of Tomio Koyama Gallery

映画、ファッション、広告など様々な分野で活躍する写真家・蜷川実花。若い世代を中心に幅広い層から支持を受ける彼女は、現代アートシーンには欠かせないアーティストの一人です。延べ18万人を動員し大成功を収めた回顧展(2008-10)から5年以上たち、15年には活動20年という区切りを迎えました。高松市美術館では、新たな領域に切り込む蜷川の作品世界に迫る「蜷川実花展」を開催します。

今回は、展示作品の中から2作品を取り上げ、蜷川作品の魅力をご紹介します。

まず《Flowers》(2015)。「蜷川カラー」ともいえるポップでカラフルな色彩、画面全体に大きく写された被写体。これらは、蜷川作品といえばすぐに思い浮かぶ代表的なイメージではないでしょうか。観ていると、まるで自分が花になったような気分、あるいは、花にとまる昆虫のような気分になりませんか。

蜷川実花《PLANT A TREE》2011年
高橋コレクション蔵
©mika ninagawa,
Courtesy of Tomio Koyama Gallery
 
 

続いて《PLANT A TREE》(2011)。画面全体に桜の花びらが舞い散っており、淡く光っているようなピントの薄い部分が作品に幻想的な印象を与えています。川を対角線にして、画面上部には白く輝く桜並木が、下部にはその桜が、花びらの浮かぶ水面にぼんやりと映し出されています。この巧みな構図を短時間で撮りきる技術、美しい桜の風景の中に悲哀といった情感をも内包させ鑑賞者に伝える感性と表現力は、比類のないものといえます。

花、昆虫、人間など時とともに絶えず変化する生命が、蜷川の鋭敏な感性により写真に切り取られると、美、醜、生、死など、多様な側面が映し出されるのです。

新潟、静岡を巡回してきた本展は、高松をもってフィナーレを迎えます。桜のイメージで展示室内を覆いつくしたインスタレーションなど、スケール感のある「蜷川実花展」をこの夏、ぜひご覧ください。

高松市美術館学芸員 尾形 絵里子

特別展「蜷川実花展」

【とき】 7月7日(金)~8月27日(日)月曜休館
(7月17日・8月14日は開館、7月18日休館)
【ところ】 高松市美術館(高松市紺屋町10-4)
【入館料】 一般1000円、大学生500円、高校生以下無料
地図

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さぬき美探訪とは

美術館や博物館の学芸員と野菜ソムリエが香川が誇る「美」と「味」をご紹介します。



讃岐を歩く

寒霞渓と並ぶ小豆島の景勝地、銚子渓。この渓谷にある「自然動物園 お猿の国」では、約500匹の猿が戯れる。子猿の愛くるしい表情がなんとも言えない。冬の風物詩「猿団子」も見ものだ。

Photo:T.Nakamura

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