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動向リサーチ

VOL.221 2017年7月20日

2016年電力事業者の新設法人調査 東京商工リサーチ

2016年(1~12月)に新しく設立された法人(新設法人)12万7,829社のうち、電力事業者は前年比18.1%減の1,791社だった。調査を始めた09年以降、初めて2年連続で前年を下回った。

東京商工リサーチ調べ
 

1,791社のうち「太陽光」、または「ソーラー」を利用エネルギーとする新設法人は、1,045社で前年から約3割(28.7%)減少した。再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス)の固定価格買取制度(FIT)の中でも太陽光の値下がり幅は大きく、経営環境の激変で太陽光発電ビジネスへの参入意欲が急速に失われていることがうかがえる。

※本調査は、東京商工リサーチの企業データベース(対象327万社)から、09~16年に新しく設立された法人データのうち、日本標準産業分類に基づく中分類から「電気業」を抽出し、分析した。

16年に全国で新設された電力事業者は1,791社(前年比18.1%減)。11年の福島第一原子力発電所の事故で再生可能エネルギーが注目され、急速に新設法人数が増えていたが、FITの見直しなどで15年に初めて前年を下回り、16年も2年連続で減少した。

新設の電力事業者1,791社のうち、利用エネルギー別に分類すると主な事業内容が「太陽光」、「ソーラー」(以下、太陽光)の新設法人は1,045社(前年比28.7%減)で、前年より3割減と減少が際立った。風力は242社(同22.2%増)、地熱は126社(同18.8%増)など、太陽光以外の利用エネルギーは増加している。ただ、設置コストの兼ね合いなどで太陽光の減少を補う勢いは見当たらない。

東京商工リサーチ調べ
 

都道府県別では、増加16県、横ばい3県、減少28都道府県だった。

香川は新設数37社で四国4県で唯一増加。増加率は全体で11番目の23.3%だった。新設数トップは東京の566社(構成比31.6%)。愛知60社(同3.3%)、大阪58社(同3.2%)と続く。増加率が最も高かったのは新潟の116.6%(6社→13社)。減少率トップは山梨のマイナス78.5%(42社→9社)。15年は「有限責任事業組合」が20社新設されたが、16年は2社にとどまった。

東京商工リサーチ調べ
 

12年7月に導入された再生可能エネルギーの固定価格買取制度で、太陽光を中心とした電力事業への新規参入が相次ぎ、「太陽光バブル」を生み出した。しかし、買取価格が段階的に引き下げられたことに加え、16年5月には改正再生可能エネルギー特別措置法も成立(17年4月施行)。電力会社と系統接続の合意が認定要件になり、参入条件が厳格になった。これらを背景に「太陽光離れ」が顕著で、電力事業者の新設数は2年連続で減少した。

政府は、エネルギーミックス(電源構成の最適化)の観点から再生可能エネルギーの普及拡大を目指している。ただ、太陽光偏重を問題視しており、買取価格の太陽光優遇は今後さらに縮小される可能性がある。

電力事業者の新設数を押し上げていた太陽光は、政府の優遇策が縮小し、設備が設置される自治体では近隣住民とのトラブル回避に向けたルール整備が進んでいる。一方で、太陽光以外のエネルギーに太陽光の減少を補う勢いはみられない。こうしたことを背景に、17年の電力事業者の新設数が再び増勢に転じるか動向が注目される。

東京商工リサーチ 四国地区本部長兼高松支社長 立花 正伸

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動向リサーチとは

「動向リサーチ」は、東京商工リサーチがまとめる詳細な情報データに基づき、株式会社東京商工リサーチ 四国地区本部長兼高松支社長・立花 正伸さんが香川の経済動向を鋭く分析します。



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