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動向リサーチ

VOL.242 2018年06月07日

中小好調も、EV化で淘汰の懸念も

自動車部品関連メーカー業績動向調査 東京商工リサーチ

トヨタ自動車や日産、ホンダなどの大手自動車メーカーを支える自動車部品関連メーカーの業績が好調だ。完成車メーカーから部品メーカー、下請けと何層にもわたるサプライチェーンを形成し、各企業の技術革新やコスト削減を背景に自動車部品関連メーカーは市場を形成してきた。だが、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド自動車(PHV)など、世界的に電気自動車市場が急速に拡大するなか、部品需要の行方は不透明で、自動車部品関連メーカーは大きな転機を迎えている。

※自動車部品関連メーカーは、「自動車部分品・付属品製造業」や「内燃機関電装品製造業」など、自動車部品製造に関連する業種や企業をTSRが独自に選定、定義。完成車メーカーは含まない。TSR企業データベース398万社から、単体決算で3期連続(最新期2016年10月期~17年9月期、前期15年10月期~16年9月期、前々期14年10月期~15年9月期)で比較可能な4,391社を対象に抽出、分析した。

業績 増収傾向が続く

自動車部品関連メーカーの最新期の売上高合計は33兆2,021億8,500万円(前期比1.5%増)、当期利益合計は1兆1,260億3,300万円(同6.1%減)と増収減益だった。減益要因は、為替変動や原材料の高騰、人件費上昇、投資負担などがあり、特に大手が軟調だった。

上位8%が売上の9割

売上高は1億円以上5億円未満が1,414社(構成比32.2%)で最多だった。5億円未満の構成比が55.9%を占める一方で、構成比がわずか7.9%の100億円以上の348社が全体の売上高の約9割(構成比87.3%)を占めている。

東京商工リサーチ調べ
東京商工リサーチ調べ

売上高 デンソーがトップ

主な自動車部品関連メーカーの売上高ランキング(最新期、単体決算)は、トップが(株)デンソーで2兆4,728億4,900万円(前期比1.9%増)だった。2位はトヨタ車体(株)で1兆7,210億8,800万円、3位は(株)豊田自動織機の1兆2,527億9,700万円が入った。

東京商工リサーチ調べ
東京商工リサーチ調べ

中小企業の自動車部品関連メーカーは4,170社あり、全体の9割以上を中小企業が占めている。ただ、大企業(411社)の売上高が前期比1.1%増にとどまったのに対し、中小企業は同3.1%増と頑張りが目立った。

大企業は、世界の潮流になっているEVやPHVなどに大型投資を進め、減益要因になっている可能性もある。中小企業は大手の下請けが大半なだけに、押し寄せてくるEVの波を前向きに捉えないと再編や淘汰が避けられないだろう。

これまで日本の高度成長を後押ししてきた世界に誇る自動車部品メーカーだが、自動車のあり方を根本から変えるEVの市場拡大で存亡をかけた変革期に直面している。

東京商工リサーチ 四国地区本部長兼高松支社長 立花 正伸

動向リサーチとは

「動向リサーチ」は、東京商工リサーチがまとめる詳細な情報データに基づき、株式会社東京商工リサーチ 四国地区本部長兼高松支社長・立花 正伸さんが香川の経済動向を鋭く分析します。

讃岐を歩く

燕帰る

春、日本にやって来て、秋、南方へ去るツバメ。暦の上ではもう秋を迎えたが、残暑はまだまだ厳しい。ツバメはそろそろ帰り支度を始めているのだろうか。昼下がりの丸亀市・本島にて。

Photo:T.Nakamura

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