カフェバーが坊主バーに

岩佐佛喜堂

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2019.06.11

仏空で6月9日に開催した坊主バー

仏空で6月9日に開催した坊主バー

6月2日・9日・23日の日曜日、カフェバーの「半空(高松市瓦町)」が、仏教をテーマとした「仏空」として営業している。若い世代にも仏教に親しんでもらおうと、半空と岩佐佛喜堂が共催するもので、半空の定休日である日曜日の13~21時に行う。
塗香

塗香

お客さんは入店時に直接肌につける「塗香(ずこう)」を手などに塗り込み、体を清める。仏教用語から発想した「スジャータ」や「煩悩」、「達磨」などのドリンクを味わったり、写経を体験したりできる。

カクテルの「スジャータ」は、釈迦が厳しい修行を終えた後に乳粥を与えたとされる少女の名前に由来し、牛乳や乳粥、スパイスを使っている。「煩悩」は甘い、すっぱい、苦いなどのさまざまな味わいを一度に楽しめるカクテルだという。

9日と23日にはお坊さんを招いて、1時間限定の「坊主バー」を開催。9日は高野山讃岐別院(高松市築地町)から僧侶の峰見行聖さんと天野龍治さん、山口龍法さんが来店し、6月15日が誕生日の弘法大師・空海にまつわる話をした。峰見さんらは「バーで話をするなんて初めてで、ドキドキしますね。プレッシャーも感じますが、親しみを感じてもらうきっかけになれば」と話した。
文香

文香

仏空を企画した岩佐佛喜堂の副社長・岩佐一史さんは「若い世代の人に、仏教やお坊さんのことをもっと知ってもらいたいという思いから始めた活動です。お坊さんのお話はとても面白いので、気軽に聞きに来てほしいですね」という。チャージ代として500円(坊主バー開催時は1000円)が必要。来店者には岩佐佛喜堂オリジナルの文香(名刺入れや財布などに入れると香りが移るお香)をプレゼントしている。

次回6月23日は18~19時に坊主バーを開催。「坊主ブロガー」として活躍する善照寺(丸亀市柞原町)の三原住職が、お坊さんの日常について話す。仏空は、7月以降も不定期で開催予定。日程や内容などの詳細は、岩佐さんのブログで確認を。

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