企業との商品開発を通して 地域と経済を知る

三木高校

News

2018.01.04

机に向かうことだけが学びじゃない―三木高校には、文理科と総合学科がある。総合学科は「国際系列」「流通系列」「福祉系列」に分かれ、英会話やマーケティング、福祉の基礎など、希望進路に関する専門知識をしっかり学べる授業が特徴だ。

地元企業と共同で商品開発を行ったのは、総合学科流通系列の3年生7人。菓子工房ルーヴとスイーツ2種を開発する5人、讃岐うどんのたも屋とお弁当を開発する2人に分かれ、9月の文化祭で販売する商品開発を4月から始めた。

商品開発に興味があったという森岡未来さんはスイーツ担当。「地元食材を使って何を作るか、どの企業と一緒にやりたいか、どんなものが売れるのかを考えるのは面白かった」。アイデアをもとに、お菓子作りが得意な松家実由さんを中心に家で試作。味や形の課題を洗い出し、企画書とともにルーヴに持ち込んだ。完成したのは香川のイチゴ、しょうゆなどを使った「ぽんでぼーる」と県産イチゴとレモンを使った「満月ワーズ」。お弁当の方は、三木町小蓑地区のイノシシを使った「晴ノチコミノ弁当」だ。満月ワーズは11月にサンポートのイベントでも販売した。

担当の山上まどか先生は「社会とつながる貴重な経験。協力企業の方々にも感謝しています」と言う。商品開発以外にも、三木町の小蓑地区活性化のため夏祭りの企画・運営のお手伝い、小蓑WEBサイトを制作するなどの活動も実施。「活動を通して“地域のために仕事がしたい”という意識が生まれている気がします。それが、ほかの生徒達にも少しずつ広がってくれればいいと思います」と山上先生は言う。
満月ワーズ180円はイチゴ味とレモン味

満月ワーズ180円はイチゴ味とレモン味

香川県立三木高等学校

住所
香川県木田郡三木町平木750
所在地
木田郡三木町平木750
TEL.087・891・1100
創立
1996年
生徒数
全日制:449人(2017年5月)
地図
URL
http://www.kagawa-edu.jp/mikih01/
確認日
2018.01.04

記事一覧

おすすめ記事

メールマガジン登録
メールマガジン登録
ビジネス香川Facebookページ