百人一首のクラスマッチを開催

高松高校

News

2019.02.13

 クラスマッチといえばスポーツのイメージだが、高松高校では毎年「百人一首クラスマッチ大会」が開催されている。

 県内の高校で唯一、競技かるた部がある高松高校では、部の活動をほかの生徒にも知ってほしいと部員たちが27年前にクラスマッチを提案。古典の授業で百人一首を習う2年生が参加して放課後に開催する形でスタートした。
 競技かるたは百人一首の札の中から50枚を無作為に選んで、2人の競技者の前に25枚ずつ並べる。読み手が上の句を読み上げたらそれに対応する下の句を相手より早く取る、というのが基本的なルールだ。
 今年の大会は、全8クラスから2チームずつ参加する予選が2月5日、予選を勝ち抜いた4チームの準決勝、決勝が7日に行われた。1チーム3人編成で、準決勝からは1対1で3組が対戦し、残り札の少ないチームが勝ちとなる。
 試合前には札を並べ、並べた札を暗記する時間が15分。その時間、試合場は静まり返る。競技かるた部の現役部員たちは審判など運営を行うため、選手の多くは未経験者。しかし、読み手の言葉を聞き逃すまいと集中し、白熱した試合が展開された。
 はかま姿で準決勝の読み手を務めたのは、新部長の玉岡和真さん。「早く札が取れたら嬉しい。おもしろさを多くの人に知ってもらいたい」と話す。

 この取り組みについて、出射隆文校長は「生徒の百人一首への興味関心を高める意味で、とても素晴らしい行事だと思うので、今後も続けていきたい」という。

記事一覧

おすすめ記事

メールマガジン登録
メールマガジン登録
ビジネス香川Facebookページ