不断の努力の積み重ねが成果を生み出す

三井住友銀行 高松支店長 森野 正敏さん

Interview

2015.03.05

福岡生まれ、岡山育ち。中学から大学まで陸上競技で長距離を続け、中学の時には遠征で屋島陸上競技場で走った。「それ以来、香川は二回目です。週末にサンポートを走っていますが、瀬戸内の海を感じられるので最高ですね」。2014年4月に着任、初めての単身赴任だ。

走ってリセット

入社して20年、長距離を走ることはなかったが、数年前にジョギングを再開。せっかくだから大会に出てみようと、高校時代の仲間を誘い、毎年冬にリレーマラソンに参加している。フルマラソンと同じ距離を、チームでタスキをつないでゴールを目指す。これまで「スイーツマラソン」や「国営昭和記念公園大会」などに参加。今年は東京・お台場で開催される「グルメラン」に出場予定だ。

「学生の頃は練習量が結果に反映され、ステップアップできる感覚が面白かったですね。今は、その土地の景色や人との触れ合いを楽しんでいます」。リレーマラソンのほかに個人でも、100キロを走る「四万十川ウルトラマラソン」などに出場している。走ることで考えがリセットされ、仕事の良いアイデアが浮かぶこともある。

独自の付加価値と使命感

学生時代は箱根駅伝を目指して朝夕とにかく走った。練習を毎日続けても、成績は日進月歩というわけにはいかない。練習の成果がタイムに表れなくても、諦めず続けていれば、ある時ぐんと伸びる瞬間が訪れるという。「陸上にも仕事にも『魔法の一手』はありません。地道な努力・工夫を日々効率よく積み重ねることが欠かせない。単調に思えることでも、目標を達成するための大切な一つのピースなんです」

顧客との信頼関係の上に仕事が成り立つ。その関係も一朝一夕には築けない。「耳障りの悪いことも言うかもしれません。新しいことへの挑戦はリスクを伴う場合もありますが、現状に留まる方がリスクの高い場合もあります」

三井住友銀行は、日本全国はもちろん海外にも展開。国内外でビジネスマッチングの相談に対応できるなど、独自の付加価値を追求している。「困った時に思い浮かべて頂ける『ファーストコールバンク』になれたら」

同行が10年後の姿を展望して選んだ5つのキーワードは、海外への発信も見据えて英語で設定されている。「Customer First」「Proactive and Innovative」「Speed」「Quality」「Team SMBC/SMFG」。チーム一丸となり、顧客第一で、先を見越し革新的かつ、スピーディに、質の高い仕事に挑戦する。

「銀行はメーカーのように製品を作るわけではありません。目に見えないからこそ、銀行の資産は"人"だと思っています。経済の血液、即ちお客様の成長をサポートする黒子として大切な使命がある、常にそういう思いでいます」

森野 正敏 | もりの まさとし

略歴
1965年10月 福岡県北九州市生まれ
1989年3月  東京大学法学部 卒業
1989年4月  株式会社住友銀行 入行
1996年4月  支店第二部 部長代理
1999年10月 広報部(大阪)チームリーダー
2001年4月  株式会社三井住友銀行発足
      本店営業第五部 部長代理
2003年7月  本店営業第五部 上席部長代理
2005年6月  秘書室 頭取秘書
2007年4月  本店営業第二部 次長
2014年4月  高松法人営業部長 兼 高松支店長

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