前年度比13件増の67件、過去10年間で最多
2025年度 香川県企業倒産状況

東京商工リサーチ

Research

2026.06.04

件数67件 前年度比 24.07%(2024年度54件)
負債総額10,621百万円 前年度比 113.62%(2024年度4,972百万円)

負債総額は106億円超、過去10年で2番目

2025年度香川県企業倒産状況(負債総額1000万円以上、内整理を含む)は、件数67件、負債総額106億2100万円。件数は前年度比13件増、負債総額は前年度比56億4900万円増となった。過去10年間では、件数は最多、負債総額は2番目だった。

『不況型』倒産が高率で推移

原因別では、販売不振が49件で最多、以下、既往のシワ寄せ、その他各5件、放漫経営、過小資本各3件、他社倒産の余波2件となった。『不況型』倒産は54件で、構成比80.6%だった。『不況型』倒産は前年度比4件増となった。

建設業の18件が最多

全10産業のうち、農・林・漁・鉱業、建設業、製造業、卸売業、小売業、不動産業、運輸業、サービス業他の8産業で倒産が発生した。最多は建設業の18件、サービス業他の17件、製造業11件、次いで小売業9件、卸売業5件、運輸業3件、農・林・漁・鉱業、不動産業各2件となった。

小規模事業者の倒産が中心

従業員数別では、5人未満が35件で最多、5人以上10人未満が19件、10人以上20人未満が8件、20人以上50人未満4件、50人以上300人未満が1件だった。負債総額別では、1千万円以上5千万円未満が31件、1億円以上5億円未満18件、5千万円以上1億円未満が15件、10億円以上2件、5億円以上10億円未満が1件だった。

市郡別では、高松市が43件、丸亀市6件、坂出市、観音寺市、東かがわ市、三豊市各3件、綾歌郡2件、善通寺市、さぬき市、木田郡、仲多度郡各1件だった。

2025年度の倒産件数67件の内、21件が新型コロナウイルス関連だった。

中東情勢悪化による原油高や物価高、金利上昇、人手不足に伴う賃上げ負担などで企業環境は厳しさを増している。収益改善や事業承継が進まない企業を中心に、企業倒産は今後も増加傾向を辿っていくと見られる。

東京商工リサーチ四国地区本部長兼高松支社長 波田 博

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