オール香川でユネスコ世界ジオパークをめざそう!

香川大学特任教授・讃岐ジオパーク構想推進準備委員会委員長 長谷川修一

column

2026.06.18

香川県の令和8年度予算にジオパーク推進事業費が初めて計上されました。これから香川県全域を対象にユネスコ世界ジオパーク認定をめざす活動が本格化します。

ジオパーク(Geopark)は、地球や大地を意味するGeoと公園を意味するParkを組み合わせてできた造語です。地球科学的意義のあるサイトや景観を守りながら、教育、観光などに活用し、持続可能な地域振興をめざす地域がジオパークに認定されます。

現在、ユネスコが認定するユネスコ世界ジオパークは、51か国に241地域あります。日本には、11地域のユネスコ世界ジオパークを含めて、日本ジオパーク委員会が認定した「日本ジオパーク」が48地域あります。四国では、室戸が世界ジオパーク、四国西予、土佐清水、三好が日本ジオパークに認定されていますが、香川県にはジオパークにはありません。

日本で最初に国立公園に指定された備讃瀬戸の島々、屋島や飯野山等のおむすび山、唯一無二のサヌカイト楽器や花崗岩等の石の文化は、世界に誇るべきジオ資源と文化です。讃岐山脈、讃岐平野、瀬戸内海が讃岐うどん文化を育みました。旧石器時代から使用されたサヌカイト石器は、讃岐の食文化の原点です。

これから地域の宝として保全する価値のある地形・地質(ジオ)と共にジオとつながりの深い生態系と人の営みに関するサイトを選定する作業を行います。サイトは専門家だけで選定することはできません。何よりも大事なのは住んでいる人たちが地域の宝として保全しながら、活用する活動です。地域の宝をジオの視点から見直して、ふるさと学習や防災学習の教材、観光資源として活用しませんか!ジオパークは、地域愛あふれる人づくり、ジオ資源を活かした持続可能な地域づくりをめざしています。

香川大学創造工学部 教授 長谷川 修一

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香川大学創造工学部 教授 長谷川 修一

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