素材メーカーの信頼を支える高精度で独創的な刃型

ハガタ屋

Topic

2026.07.02

金属やガラス、樹脂、紙をはじめとするさまざまな素材は、強度・耐久性・硬さなどが必要な基準を満たしているかどうかを調べるテストがある。素材メーカーにとっては、自社製品の性能や安全性を証明する重要なテストだ。

テストには、「試験片」と呼ばれる素材の小片を用いる。正確性を保つため、試験片の形状はJIS規格やISO規格などに基づいて厳密に定められている。試験片は素材を専用の刃物で規定の形に打ち抜いてつくることが多く、抜型刃物にも高い精度が求められる。

ハガタ屋は1967年創業、紙封筒用の刃型でニーズを築き、現在は試験片の抜型刃物で全国トップレベルの評価を得ている専門メーカーだ。刃そのものの切れ味はもちろん、まっすぐ打ち抜くのが難しい厚いプラスチック板や、刃物に高い耐性を持つケブラー繊維のような特殊素材など、さまざまな特性に合わせて「正確に打ち抜く」抜型刃物を次々と開発。鋭い刃に直接触れない安全性の高さも実現し、取得した特許は11件、抜型刃物の意匠登録は8件に上る。

試験片に着目してニーズ拡大に取り組み始めたのは、8年ほど前。ゴム・プラスチック系の化学業界と大学を中心に地道な営業活動を展開するかたわら、かがわ産業支援財団の販路開拓支援も活用し、全国の展示会や学会などにも精力的に出展した。これまでに上場企業約160社、大学25校への納入実績があり、昨年は半導体や宇宙航空分野からの需要も新たに生まれた。試験片用抜型刃物の精度の高さが評価されて「現場で使う刃物も作ってほしい」と打診された例も少なくない。

「できないという言葉が嫌いなんです。長年の経験に基づく日々の研究で、できるまでやるのがモットー」と、代表の喜岡達さん。創業者であり、現在も開発の要となっている技術者だ。「どんな産業分野にも、試験はつきものです。ハガタ屋の刃物でなくてはならないと信頼してくれる企業を、さらに増やしたい。幅広い業界にニーズを拡大し、目標は抜型刃物で『日本を押さえる』こと!」と、意気込みを語った。

株式会社ハガタ屋

0879-25-3121

株式会社ハガタ屋

住所
香川県東かがわ市松原1780-6
代表電話番号
0879-25-3121
設立
1967
社員数
8人
事業内容
鍛造火造り抜型(3D含む)の製作販売、省力化プレス機械(手動、油空圧)の企画・販売
地図
URL
http://www.hagataya.co.jp/
確認日
2026.07.02

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