情報系高専生が独創性を競う
国内最大規模の大会を高松で

プロコン第37回香川(高松)大会 事務局長 重田 和弘さん

Interview

2026.08.06

高専生がプログラミングスキルとフレッシュな発想で課題解決力を競う「プロコン」こと全国高等専門学校プログラミングコンテスト。タイやモンゴルなどアジア圏の大学・高専からも現地チームが参加する、情報系としても高専の全国行事としても国内最大規模の国際大会だ。

約50校の高専所在地が毎年持ち回りで開催地となり、香川での初開催となる今年は香川高専高松キャンパスが事務局を務める。本選は10月10・11日、サンポートホール高松を舞台に「香川で打つ、挑戦のアルゴリズム」と題して、国内外から約500人の学生たちが集結する。

プロコンは課題・自由・競技の3部門があり、それぞれ6月の予選を勝ち抜いたチームが出場。授業で学ぶ初歩的なプログラミングの枠を超え、より実際の社会に近いハイレベルで実用的なものを追求する力が問われる。

課題部門は明確なテーマを設け、学生たちは2~5人のチームを組んで、テーマ発表から予選までの限られた時間で実際に動くプログラムを制作。今年のテーマは「ICTを活用した作業効率の向上」で、デモンストレーション・プレゼンテーション・マニュアルの内容が総合的に審査対象となる。

自由部門も同じく2~5人のチーム制だが、こちらはテーマに制限がない提案型で、じっくり時間をかけて制作に取り組めるのが特徴。競技部門は毎年異なるルールに基づくオリジナル競技で勝敗を競うもので、他の2部門と違って「対戦相手次第で結果も変わる」面白さがある。開催地にちなんだ内容になることが多く、今年の競技は陣取りゲーム「ヘキサうどん」だ。

香川(高松)大会事務局長の重田和弘さんは「独創的なアイデアを出し合って課題を解決するスキルを磨くとともに、他校との交流で刺激を受ける貴重なチャンス。学生たちの将来につながるきっかけになれば」と意気込む。

プロコンは専攻科を含めて全ての学生が出場でき、香川高専では情報系の部活動を中心に、出場経験のある上級生のノウハウを引き継ぎながら、積極的に学びを深めたい学生たちの課外活動として取り組んでいる。過去大会では最優秀賞や優秀賞に輝いた実績があり、全国でも強豪校の一つだ。

長年指導に当たっている重田さんは、学生たちの変化も感じているという。「ネットに情報があふれ、情報源が多様化する中で、自分から調べて学ぶ姿勢が磨かれて全体的にレベルが向上しています。最近はプレゼンが非常にうまい学生が増えました」。とはいえゼロから何かを生み出す苦しみはどの時代も変わらず、試行錯誤のプロセスを教員たちが丁寧にサポートする。

今大会は課題部門で高松・詫間の2チーム、自由部門で詫間2チーム、競技部門も両キャンパス揃って予選を通過した。一般観戦は無料、サンポートのアクセスのよさを背景に、集客にも期待が高まる。来場者が楽しめる企画も併催予定。重田さんは「3部門とも同じ会場で同時開催されるため、白熱した会場の雰囲気も大会のだいご味です。高専生たちの技術の粋を、間近に味わってください」と語っている。

プロコン第37回香川(高松)大会事務局
087-869-3833
大会詳細
大会ポスターは作花優二さん(高松キャンパス電気情報工学科)がデザイン

大会ポスターは作花優二さん(高松キャンパス電気情報工学科)がデザイン

戸塚 愛野

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