環境省から経産省へ出向中 雄大な釧路湿原みて官僚に

四国経済産業局総務企画部長 成田 浩司さん

Interview

2013.02.07

大学1年生のときに旅した北海道・釧路湿原の大自然に魅せられ、国家公務員を志し、環境省に入省した。以来、旅行が趣味。わずかな時間が出来ると妻と幼い娘2人を連れてあちこち見て回る。

北海道や沖縄、九州に行く機会は結構多かった。四国に来ることは少なかったし、よく知らない土地だった。任地が四国、高松になった経産省出向の辞令は昨年6月30日付。7月初めに着任した。「こんなにいいところとは思っていませんでした。食べ物はうまいし、景色が素晴らしい。地域を元気にする人が多い。東京では知られていませんが……」

半年余で行った場所は、泊りがけが鳴門、祖谷。香川沖に浮かぶ瀬戸の島は日帰りで巡る。伊吹島、女木島、本島、豊島と仕事でいった小豆島。まんのう公園でも娘2人を遊ばせた。仕事で愛媛県・愛南町と高知県・四万十町を訪ねた。四万十川や仁淀川の源流域、足摺岬、愛媛県の島々……今のポストに在任している間に出来るだけ多く見て回りたいと考えている。

環境省には「東京ばかりにいては頭でっかちになる」との理由で国立公園を管理している現場で寝泊まりして環境行政を考えさせる通称「レンジャー研修」と呼ばれる制度があった。研修場所は、摩周湖に近い北海道・弟子屈町の川湯温泉。北の大地の真っただ中で大自然を満喫した。

同期入省の技官が赴任していた沖縄・石垣島に仲間数人と訪ねたのは楽しい思い出だ。西表島にも行けた。石垣近くの人口が4人という小さな島にも渡った。「島のビーチでのんびりゴロゴロして過ごしました」。島民4人は牛を飼って暮らしているという話を聞き、感動した。

在北京日本大使館の1等書記官だったときは、仕事、趣味双方で精力的に中国全土を回った。「行っていないのは、有名な都市では、大連と敦煌くらいです。大連と敦煌へはリタイアしてからでも行けるので……」。現在、少数民族が多く住むチベット・ラサにも入った。新疆ウイグル自治区には大使館での担当地域だったので暴動のあと、入った。

「中国は、よく言えば多様性の国。所得に限らず、すべての物事に平均がない。変化が早く、あらゆることが、ものすごいスピードで変わっていきます」。09年に帰国し、同年末に中国出張したが、北京が交通事故でもないのに車が大渋滞を起こしていた。大使館員だったころは渋滞することなんて考えられなかった道路。「行って、見て、感じて、考える」に旅行の醍醐味がある。

成田 浩司 | なりた こうじ

略歴
1994年3月 東京大学法学部卒業
1994年4月 環境庁入庁卒
2001年1月 衆議院法制局参事
2002年9月 環境省環境管理局大気環境課長補佐
2005年11月 環境省廃棄物・リサイクル対策部
       産業廃棄物課長補佐
2007年4月 外務省在中華人民共和国
      日本国大使館1等書記官
2010年6月 環境省大臣官房政策評価広報課長補佐
2010年6月 四国経済産業局総務企画部長

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