柔術生かした保安セミナー

日本航空

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2019.11.18

小田さん(中央下)と森江さん(中央上)

小田さん(中央下)と森江さん(中央上)

11月18日、日本航空(JAL)高松支店と高松北警察署が共催で「実践的保安セミナー」と題し、警察官の受傷事故防止訓練を同署武道場で実施した。北署の地域課や交通課、刑事課など約40人の署員が参加。

講師を務めたのは、JAL高松支店・支店長の小田和彦さんと、自衛隊体育学校・上級格闘指導官の森江弘幸さん。小田さんはブラジリアン柔術歴22年で、セミナー開催にあたって、柔術を通して交流のある森江さんを招いた。ブラジリアン柔術は「弱者のための護身術・格闘技」といわれており、コツをつかめば体が小さな人や力の弱い人も相手を倒すことができるという。

小田さんは「安全を守るのは大変。一人だけ強くてもだめで、全体の底上げが必要です。基礎的な技術を少しでもお教えできたら」と挨拶し、善通寺市出身の森江さんは「自分が知っている知識や技術で地元に貢献できたらうれしい」と話した。二人は背後から首を絞められた場合や馬乗りになって首を絞められた場合のかわし方などを、実践を交えながら指導した。

交番などで警察官が襲撃される事件は、昨年は富山市や仙台市、今年は大阪市で発生している。セミナーに参加した北署員は「普段練習している逮捕術とは違った目線で勉強になった」「技術を少しでも身に付けて、対応力を強化したい」と話した。

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