「三高みんなの食堂プロジェクト」をきっかけに自主的な活動で地域と関わる意識を育む

三本松高校

Interview

2022.07.21

2020年9月から、地域の人たちの協力のもと生徒全員で食堂運営に関わる「三高みんなの食堂プロジェクト」が続いている。生徒たちが活動内容を決め、食を通して様々な学びを深めている。

中心となって活動する約50人のリーダーたちが、学校に畑を作って野菜を育てる畑チームのほか、メニュー開発、イベント企画、広報など6つのチームに分かれて運営。地元農家の規格外の野菜を無駄なくおいしく食べようとブロッコリースープを開発、学校の梅でのシロップづくり、イベントでの野菜販売、地元の飲食店と相談しながら特別メニューを食堂で提供、といった活動を実施してきた。

「メディア関係に興味があり、広報用の動画を制作した」「食に関わる仕事を考えていたが、マルシェなどを経験して商品開発にも興味がわいた」「野菜を育てる苦労を知った」「プロジェクトを知って三高を受験した」と生徒たち。「興味をもつ分野も得意なことも多様なのが普通科の強み。それを活動に生かしてほしい」と泉谷俊郎校長。できることから実践する経験を通じ、将来は地域に働きかけ、コミュニティを作れる人になってくれれば、と話す。

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