人生の主導権を「聞いてない」という人に渡すべからず

DaRETO 城石果純

column

2019.12.05

地域で活動をしていると、調整がうまくできずに廃案となったという事例にたびたび出合う。その背景によくいるのが「聞いてないおじさん(おばさん)」である。彼らは、新しいことが起きそうになった時に「自分は聞いていない」と主張しボツにしてしまう。意見の対立ではない。「聞いてない」だけなのだ。

彼らはボツにしようとまでは思っていないかもしれない。でも、その人に力があればあるほど忖度が起き、廃案となってしまう。その人に力がなくても、そういう人が多かったり距離が近かったりすると結果的に発起人の心が折れ、ボツになってしまう。

何も地域に限ったことではない。会社でも何かの活動でも、いろんな組織に出没する。そして「聞いてない人」にはバリエーションがある。「うまくいくはずがない人」「気に入らない人」「アイツは駄目だ、の人」などがその典型である。中には「女には任せられん」という時代錯誤の人もいるので要注意だ。

主導権を彼らに渡すべからず。その方法は2つ。①彼らに仲間になってもらう②彼らの影響範囲のない聖域を小さく始める。「聞いてない人」は事前のご相談、マメな連絡を好む。と分かってはいるものの、私自身は細やかな気遣いが苦手。一応努力はしているが足りない自覚がある。

どうするかといえば、②で小さく始めてしまう。枠組みをうまく作って、反対されたとしても「あなたはそういうお考えなのですね。私たちは私たちでやりますね」で終わり。①と②を両立できればベストだけれど、ここにエネルギーを使い過ぎて本質がおざなりになっても本末転倒だ。

一度きりの人生なのだ。あなたの大事なエネルギーと限りある時間を使う場所を選ぼう。あなたの大切なことを尊重してくれる人を大事にしよう。あなたはあなた以外の誰でもない。自分の心と身体の声を大切に、自分で人生の主導権を握り続けられるよう、他者とうまく付き合ってきいたいものだ。

城石 果純 | しろいし かずみ

略歴
1984年 愛知県生まれ
2003年 愛知県立旭丘高校 卒業
2007年 早稲田大学人間科学部 卒業
    株式会社リクルート 入社
2012年 株式会社リクルートライフスタイルに分社化
2016年 同社退社、個人事業主として独立
2017年 株式会社DaRETO 創業

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