若者たちの頑張り

防災士 高橋 真里

column

2024.01.04

2023年は、とても大切な経験をさせてもらえた年でした。

その一つが、航空自衛隊の学生たちと話をする機会があったこと。戦闘機パイロットを目指す学生に「辛いことや理不尽さを感じることはありませんか?」と質問しました。帰ってきた言葉は…「確かに、大変で辛いこともたくさんあるけど、そんなことを考えて止まっている時間はない。次々と課題があり、それに取り組んでいかなければならず忙しい。喧嘩もするけど助け合える同期がいることは心強いし一生の宝物だと思う。もし、目指す道に進めなかったとしても、与えられた職種に全力で挑むまでです」とキラキラした目で答えてくれて…自分の質問を恥じる思いでした。何のために学ぶのか、そしてそれを支えてくれている教官やスタッフがいて、お互いを信頼している-プロフェッショナルですよね。

また、消防団が消火技術を競う「第25回全国女性操法大会」に、香川大学の学生が参加しました。高松市消防団広報指導分団と機能別分団(香川大学)からなる混成チーム「高松市女性消防隊」で参加し、なんと優秀賞(全国5位)を頂きました。機能別分団は、香川大学内に避難所が設置された際、その運営のサポートを行うために設立された分団です(経済学部構内体育館および創造工学部が高松市の指定避難所)。日頃は、学内で避難所運営訓練や炊き出し訓練を行ったり、地域の防災訓練に参加したりという活動なので、正しい敬礼も回れ右も分かっていない状態でした。そんな彼女たちの数か月の練習を傍から見ていて「若いってステキ(無敵)だな」と思うことが多々ありました。まずは、人の話を素直に聞くことができる。その中で疑問に思ったことは、納得できるまで質問する。そして、自分の知識とスキルに繋げ実行に移していく。この流れが速いんです。もちろん、なかなか成果が見えない時もあり、悩み後戻りし…時には悔しくて涙を流しながら食らいついていく姿がありました。

どちらの学生も眩しいステキな笑顔に…おばちゃん、涙を必死で堪えました。

一人でいくら努力しても進まないことも、指導してくれる人、見守ってくれる人、一緒に頑張ってくれる仲間など、人の絆を感じて成長していくことができる。「人は人によりて人となる(井上昌俊著)」ステキな言葉ですよね。

そんな人材育成の場に関わらせて頂いていることを感謝する日々です。

高橋 真里 | たかはし まり

1975年 さぬき市生まれ
1993年 津田高校 卒業
1997年 徳島文理大学音楽学部 卒業
2004年 台風16号高潮水害 高松水害ボランティアセンター運営
2006年 防災士養成講座受講
2011年 東日本大震災支援の日本赤十字社本社ボランティアセンター運営に関わる
2016年 香川大学学生を引率し、熊本地震ボランティア活動に参加
2017年 香川県多度津町水害 災害ボランティアセンター運営支援
2018年 西予市災害救援ボランティアセンター運営支援
    西予市・宇和島市支援活動
2019年 台風19号被災地支援(長野県長野市)
写真
高橋 真里 | たかはし まり

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