ワークショップやフリーペーパーで高松盆栽の魅力を発信

香川大学 Bonsai ☆ Girls Project

Interview

2021.04.15

盆栽園で手ほどきを受ける

盆栽園で手ほどきを受ける

香川大学Bonsai☆Girls Project(盆栽ガールズプロジェクト、BGP)は、鬼無・国分寺地区で生産される「高松盆栽」の魅力を発信している。同地区は松盆栽の一大産地で、多くの盆栽園があり、畑には松が並ぶ。BGPのコンセプトは、「盆栽」から一般的に想起される「男性・高齢者・高価」というイメージを覆すこと。女子大学生の目線で情報を発信することで、その実現を狙う。

2012年に誕生し、現在(2021年3月末)20人が所属。経済学部3年の小林由佳さんが代表を務める。盆栽と女子大学生という組み合わせに興味を持ち、BGPに入ったという。「知れば知るほど面白いんです。盆栽を知るきっかけさえあれば、多くの人が好きになると思います。メンバー1人1人が盆栽の魅力を知り、伝えていく。全員が活躍できるプロジェクトでありたいですね」

主な活動は、盆栽ワークショップの開催。初心者も取り組みやすい「苔玉(こけだま)」を中心に扱う。苔玉は、木の根を土で包んで丸め、表面にコケを巻きつけて仕上げるもの。BGPのメンバーは定期的に盆栽園を訪ね、プロの盆栽作家から作り方を教わっている。

コミュニティーセンターでの小学生を対象としたワークショップのほか、高校に出向いたり、企業が開催するイベントに出店したりなどもする。「子どもたちからは楽しい、またやってみたいなどの感想が寄せられます。盆栽作家の方からは『これまでにない取り組みだから』と応援していただいています」。今年は特に、高校でのワークショップに力を入れていく。高松盆栽に加えて、香川大学や自分たちのプロジェクトについても知ってほしいと考えているからだ。

情報発信はSNSだけでなく、フリーペーパーを作り配布。BGPメンバーが企画・編集を手掛け、盆栽を飾っているカフェや盆栽に関する豆知識の紹介記事、盆栽園のインタビューなどを掲載している。

担当教員である経済学部教授の古川尚幸さんは「BGPのインスタグラムはフォロワーが約1万5千人で、海外の方も多い。『BONSAI』は世界で通じる、ポテンシャルの高いもの。学生には、産業としてさらに発展させていくお手伝いをしてほしい」と話す。
代表の小林由佳さん

代表の小林由佳さん

ご依頼があればイベントや施設などで、ワークショップを開催します!ぜひご連絡ください。

香川大学Bonsai☆Girls Project

活動内容
盆栽のワークショップ開催、フリーペーパーの発行
所属人数
20人(2021年3月時点)
SNS
Facebook、Twitter、Instagram
確認日
2021.04.15

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