face to face で学んだ 経営と、人生

東京商工リサーチ四国地区本部 本部長 竹 茂和さん

Interview

2011.04.07

現場が大好き!

「やっぱり『face to face』ですね。経営とはなんぞや、人生とはなんぞや・・・たくさんのことを教えてもらいました」。企業調査や市場調査を行う株式会社東京商工リサーチ。竹茂和さんは去年6月に四国地区本部の本部長に着任、高松支社長も兼務している。今ではすっかり社内で過ごすことが多くなったが、根っからの「現場大好き人間」だ。20代から40代の約25年間は調査員を務め、実に5000人を超える経営者と顔を合わせた。「経営者と話しをする機会なんて、20代の普通のサラリーマンにはないですよね。けなされることも多かったです。でも顔を合わせるうちに、『だんだん目つきが変わってきた』と言ってくれるようになった。悩みを打ち明けてくれるようになった・・・企業のトップがパートナーとして認めてくれたときは本当にうれしかったです。やっぱり・・・現場がいいですね」

ユースホステルを巡って

大学時代、竹さんは「ユースホステル部」に所属していた。ユースホステルとは、4000カ所以上の施設を持つ世界最大の宿泊施設ネットワーク。下宿の先輩に部室に連れて行かれて、気がつけば入部していたと竹さんは笑う。アルバイトをしてお金を貯めては、1泊1000円余りの安宿を渡り歩く日々。
石鎚山に登ったり、金沢では駅の構内で寝たりもした(宿泊施設ではないが・・・)。部長を務めるほどのめりこんだそうだ。今でも記憶に残るのは様々な人との「出会い」—。「見ず知らずの人と一緒に酒を飲み、夜通し語り合っていましたね。年配の人の人生相談にのることもありました。『四季の歌』も旅先で教えてもらったんですよ」。やはりそこにも「face to face」があった。

企業の経営者を訪ねると、同行した部下がいつもびっくりしてこう言うそうだ。「まるで10年前から知り合いだったみたいですね」。初対面の相手でも、打ち解けるのに10分もかからないという。
「人と話すと、相手にすごく興味がわいてくるんです。人に入り込めるかどうか、相手に気持ちが伝わるかどうかじゃないですかね」。竹さんは事も無げに話す。

増えてきた奥さんとの時間

「何にでも興味を持つ・・・というより『やじ馬』ですかね」。好奇心旺盛だと自己分析する竹さんが、今興味を持っているのは讃岐うどん。目標は香川のうどん店を制覇すること。話題のさぬきうどんバーガーもすでに食べたそうだ。そして徳島ラーメンにカツオのたたき・・・もっぱら「食」への興味が強いようですね?「いやいや、食だけじゃないですよ。観光地もいろいろ回ってます」。入社して30年余り。これまで勤務していた山口や岡山では単身赴任だったが、高松では奥さんと2人暮らし。少し照れくさそうに・・・「最近は2人で出掛ける機会も増えましたね」

好きになること、素直であること

竹さんが部下に伝えたいこと。それは仕事もプライベートも、とにかく「好き」になること。「好きになることで楽しめる。人生、好きになったもん勝ちですよ。イチローがすごいのは、誰よりも野球が好きだからじゃないですかね」。そしてもうひとつ、「素直」であること。かつて現場を走り回っていた頃、成功した経営者の多くから聞かされた言葉だ。
「自分の間違いを認めて、素直になれるかどうか。これが、人間が成長する条件だと思っています」

竹 茂和 | たけ しげかず

略歴
1952年 7月29日 鹿児島県出水市生まれ
1975年 3月 下関市立大学経済学部 卒業
1976年11月 株式会社東京商工リサーチ 入社
       福山支店 調査員
2002年 4月 福山支店長
2004年 4月 山口支店長兼下関支店長
2005年 1月 岡山支店長
2007年10月 中国地区本部長兼広島支社長
2010年 6月 四国地区本部長兼高松支社長

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