バイクを通じて生まれる コミュニケーションの楽しさは
ビジネスにもよい影響を与えてくれる

住友生命保険 高松支社丸亀営業部(中讃・西讃担当) 営業部長 村越 秀昭さん

Interview

2010.04.15

住友生命保険高松支社丸亀営業部長の村越秀明さんの休日は、400ccバイクと共にあることが多い。昨年4月に赴任して以来、県内の名所や記念館、美術館などを訪れている。「赴任先の土地の文化、歴史的なものを知りたいと思っているんです」。通勤には自家用車を使うが、休日に出かけるときはバイクを選ぶ村越さん。その出合いは今から約30年前、高校時代にさかのぼる。

バイクへの目覚めは、思春期に

1970年代後半から80年代前半には、原動機付き自転車(原付きバイク)から始まったバイクブームがあった。当時原付きバイクはヘルメット着用義務がなかったため、手軽に運転できる乗り物として、若者から主婦層に人気が広がっていた。そのころ村越さんは中高生、バイクに興味を持つ年頃だ。16歳になるのを待って、81年、両親に内緒で原付きの運転免許を取る。「あるとき友人にバイクを借りて市内を走っていたら、バスに乗っている母と姉に見つかりましてね。タクシーに乗り換えて追いかけられ、非常に叱られました(笑)」。話し合いの結果、原付きバイクならと許されたが、それ以上は危険との理由で二輪免許取得は高校卒業までお預けとなる。高校卒業後、四輪と二輪(中型)の運転免許を取ったが、次第に興味が出てきたのは自動車だった。

バイク熱、リターン!

再びバイクと出合うのは38歳、大阪中央支社時代のことだ。「社員の応援でバイク屋さんに保険の提案に行ったんですよ。ちょうど大型スクーターがはやりかけたころで、保険の話そっちのけでバイク談義に花が咲き、黄色の250ccスクーターを衝動買いしてしまったんです」。家族には絶対の安全運転を約束し、バイクを楽しむ環境を整えた。

大阪には家族で赴任していたので、息子のサッカー観戦で、大阪から滋賀まで走ったこともある。「息子の友達からは、村越のお父さんは黄色いバイクでやってくるよねと評判になってました」

単身生活を始めた小山支社時代(栃木県)の帰省時の交通手段はバイクだった。「千葉県船橋市の自宅までは片道約100キロ。土日に往復するにはちょうどいい距離なんですよ」。その頃、400ccのバイクに買い替えた。オートマチックなスクーターとは違い、アクセルやクラッチ、ギア、ブレーキの操作は両手両足を使う。「最初はぎこちなかったですが、慣れてくるとその操作も楽しいんですね。40代でバイクに開眼しました」と村越さん。帰省しない週末は、日光いろは坂や霧降高原などが絶好のツーリングポイントとなったという。

そして昨年香川へ。「千葉と香川の距離は約800キロ。さすがに帰省にバイクは無理で飛行機を使いますので、今は交通手段というより、ツーリングを楽しんでいます」

2010年のテーマは、四国をもっと知ること、楽しむこと

バイクの魅力は、運転はもちろんだが、バイクを通じてのコミュニケーションにもあると村越さんは感じている。「僕は城などの歴史的建造物や祭り、公園、温泉、そして美しい風景などを見るのも好きなのですが、そんな話をお客様や同僚とすると、必ずここがいいよ、ここに行ってみてと教えてくれる。その情報をもとにすぐに出かけ、必ず報告もする。これがとても楽しいんですね。バイクを仲介して話題が広がるんです。仕事にいかされることも多々ありますね」。また、ライダー同士のコミュニケーションもいい。「バイク乗り同士は声を掛け合うんですね。きれいなバイクですねとか、どこから来たのとか。温泉などの情報も交換しますね。親切なライダーは多いですよ」

そしてバイクのよさは、季節感や風の温度、匂いなど、ささやかな変化に感動できることにもある。これは車では味わえないものだ。運転中は一人になれる時間でもあり、気持ちを切り替えることにも役立つという。「日頃のストレスの発散にもなりますね。でも僕はスピードは出しません。超安全運転ですが、爽快感は味わえますよ」

香川県内を楽しみ、好きな場所をたくさん発見した昨年度。2年目となる今年は、その視線を四国内に向けようと考えている村越さん。習志野ナンバーのバイクがこの夏は四国内を駆けることだろう。

村越 秀明 | むらこし ひであき

略歴
1965年 10月 神奈川県茅ヶ崎市生まれ
1988年 3月 明治大学政治経済学部経済学科卒業
1988年 4月 住友生命保険相互会社入社
1995年 4月 大宮中央支社大宮西支部長
1997年 10月 横浜支社保土ヶ谷支部長
2001年 4月 大阪中央支社大阪城北支部長
2005年 4月 本社販売技術研修所上席部長代理
2007年 1月 小山支社育成統括部長
2009年 4月 高松支社丸亀営業部長
     (中讃・西讃担当 坂出~観音寺までを担当)
写真
村越 秀明 | むらこし ひであき

記事一覧

おすすめ記事

メールマガジン登録
メールマガジン登録
ビジネス香川Facebookページ