味よし、ツヤよし、コシよし、塩分ゼロ

塩ゼロ讃岐うどん HSU

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2017.10.19

数年前、人口10万人当たりの患者数で香川は糖尿病と高血圧性疾患が全国平均を大きく上回り「うどんの食べ過ぎやうどんの塩分が原因では」と言われていた。当時、高松駅弁社長を務め、うどん店も経営していた関優一さんは「名物のうどんを悪者にされたくない」と一念発起。塩を抜いてもおいしいうどんを作ろうと開発に取りかかった。

塩を一切加えないということ以外、材料と工程は今までとすべて同じにした最初の試作品は「もちもちした食感がなく、ゆでると表面がべちゃっとして・・・無残な結果でした」

うどんは、生地をこねた後にしばらくおいて熟成させている間に、コシやもちもち感が出る。塩には、コシを引き出す役割がある。その塩がないのなら熟成させず、生地を練ってからゆでる工程まで一気に仕上げた方がいいのではないか、と発想を転換。通常短くても4時間ほどの工程を1時間ほどに短縮した。

その後は、粉に混ぜる水の割合を1%ずつ、生地をのばす時間やゆで時間を1分ずつ、麺の太さを1mmずつ変えながら試行錯誤を続けた。最適の組み合わせを見つけるために2年近くかかったと言う。「麺の太さもポイントでした。一度食べてみてください。本当においしいと思います!」

冷凍うどんにした理由は、誰もが家庭でおいしさを再現できるようにするため。うどん自体に塩分がないため、パスタとして使う、中華風に味付けするなど、幅広く料理に応用できるのも特徴だ。「Healthy Sanuki Udon」の頭文字を取った「HSU」(エイチ・エス・ユー)を立ち上げた現在は、より多くの人が手軽に商品を手に入れられるよう販売方法を検討していきたいと意気込む。

お問い合わせ:TEL.087・899・5277
HP:https://www.hsu-ns.co.jp/

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