楽しく歩いて町を知る。気分転換にもなるウオーキング、続けてます

日本たばこ産業(JT)四国支店 支店長 吉松 郁夫さん

Interview

2011.01.06

「歩いたり、軽く走ったりするのが楽しい。もう学生時代のようにストイックに走れないなあ」とにこやかに語るのは、JT四国支店支店長の吉松郁夫さん。1年少々となる高松の暮らしでは、帰宅後や土日曜のウオーキングを楽しんでいるという。

走るなら、歩くなら、今は楽しみたい

吉松さんは中学時代に陸上部で長距離を、大学時代はバドミントン部で鍛えたスポーツマンだ。「特にハードだったのは大学時代。バドミントンは見た目より相当運動量がある。しかも毎日10kmのランニング。大学祭の運動部対抗駅伝競走では、バスケット部とともに陸上部を抑えて入賞したほど。そこそこのスピードで長距離を走ってましたね」

しかし、社会人になってからはスポーツへの興味は薄れていく。「もういいかなと。それにスキーやサーフィンに関心が出まして。当時スキーはよくしましたね」。周囲には走っている人も多かったが、「本社が皇居の近くなので、昼休みになるとパッと着替えて毎日走ってくる同僚を見てましたが、なんでそこまで真剣になれるんだろうと思ってました」。

吉松さんが再びランニングやウオーキングを考えるようになったのは45歳を過ぎたころ。「自分の身体や健康を気に掛けるようになったからですね」

「歩き」の速度が、発見を促す。楽しさも増える。

軽いランニングを続けていた吉松さんだが、あるとき膝に痛みを感じ、ここ最近はウオーキングが中心だ。「知人から、歩くこともいい運動なんだからというアドバイスもありましたしね」。夏は帰宅後にほぼ毎日、冬は帰宅後の回数を少なくし、土日曜の午前をウオーキングにあてることも多い。夜は約4km、午前中なら約6km歩く。「だいたいコースは決まっていますが、どこで曲がって帰ってくるかはその日の気分ですね」

特に楽しいのは、午前中のウオーキングと言う。「風景が見えるのがいいですね。歩いていると町の様々な発見がある。思いがけないところで老舗を見つけたり、話題の店や新しくできた店を見つけたり」。栗林公園もコースの一部となっており、「隅々まで歩くので、公園の中だけでも1時間は居ますね。季節ごとに変化する美しさを堪能できますよ。高松の地理にも強くなりましたね」

また、歩くことは気分転換にもなると吉松さんは言う。「歩き出すときは、仕事のことも含めて色々と考えごとをしているんですが、歩いているうちに、歩くことやコースのことに集中し、仕事のことはどこかに飛んでいっている。すっきりして、気分転換になるんですよ。僕は自宅ではお酒は飲みませんから、シャワーで汗を流し、あとはゆっくりと休むだけ。寝付きもいいし、健康的ですね」

吉松さんには、日々のウオーキングのほかに、家族で東京マラソンに出場するという目標もある。「数年前に妻から『お父さん、応募しよう』と言われましてね。息子も巻き込んで申し込んでいるんですが、何しろ、人気が高くて当選しないんですよ。今年もダメでした」。家族それぞれが、自分のペースでスポーツを楽しんでいるという吉松さんの環境。家族での東京マラソン出場、ぜひ実現させてほしいものだ。

吉松 郁夫 | よしまつ いくお

略歴
1956年 7月3日 鹿児島県鹿屋市生まれ
1979年 3月 鹿児島大学法学部 卒業
1979年 4月 日本専売公社 入社
1993年 10月 海外事業部専任調査役
1994年 7月 海外事業部調査役
1995年 1月 JTインターナショナルソウル支店
2000年 4月 たばこ事業本部商品企画室調査役
     (ジェイティエスピー出向)
2003年 10月 たばこ事業本部マーケティング
      企画部次長
2004年 10月 神戸支店企画部次長
2005年 4月 神戸支店明石営業所長
2007年 7月 たばこ事業本部ブランド統括部
      ブランドコミュニケーション部長
2009年 7月 四国支店支店長

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