大手の強み生かし、地元に総合的な法務サービスを提供

森・濱田松本法律事務所 高松オフィス代表 小山 浩さん

Interview

2021.04.15

2020年4月、森・濱田松本法律事務所の高松オフィスが開設された。同事務所は国内外に11拠点を置き、約620人の弁護士が所属する法律事務所。M&Aやファイナンス、危機管理、税に関することなど企業法務の相談を受け付ける。

高松オフィスの代表を務めるのは、高松市出身の小山浩さんだ。「地元に貢献したいと思い事務所に提案したところ、オフィスの開設が実現しました。企業法務の専門家を頼って、地方都市から大阪や東京の弁護士事務所を訪ねる人は少なくありません。そういった地域格差をなくしたいと思ったんです」。小山さんは企業法務の中でも、M&Aと税務を得意としている。

手を抜かない、妥協しない

留学中に訪問したボリビアのウユニ塩湖

留学中に訪問したボリビアのウユニ塩湖

大学生のころ「将来は公務員に」と思っていた。しかし就職活動が始まり、実際に試験を受けるようになると「自分には合っていないかも」と思うようになった。ゼミの先生に相談したところ「ずっと勉強し続けることが必要で、知的好奇心が満たされる弁護士が向いているのでは」とアドバイスされた。

大学院を修了後、ロースクールに入学し、2006年に司法試験に合格。「法律の勉強はとても面白かったですね。例えば税金の制度を知ると、企業活動の中で税金がどんな役割なのかが分かり、社会の仕組みも見えてくるんです」。司法修習を経て、日本の「四大法律事務所」の一つといわれる森・濱田松本法律事務所に入った。

M&Aを手掛ける場合、期限には絶対遅れられないこと、自分がミスをすると何億円もの損害が出ることなどがプレッシャーになる。国などを相手にした難しい裁判をするときは、調査にも時間がかかる。責任の重さを感じながらも、企業買収の成功や勝訴に漕ぎつけることで、クライアントと喜びを分かち合えると、やはりうれしい。

「弁護士は、仕事の質を上げるも下げるも自分次第。だからこそ手を抜きたくありません。『これでいいか』と妥協しないように心掛けています」

法務・税務をワンストップで

高松オフィスのメンバー

高松オフィスのメンバー

米国のロースクールへの留学や、国税庁への出向も経験。企業に関する法改正や環境の変化が激しい中、東京で大企業のサポートを続けてきて、東京での仕事は「やり切った」と思えた。

高松オフィスの開設にあたって、2人の弁護士と共に帰ってきた。2人とも高松で働くことに魅力を感じているという。「地元の皆さんから頼られる存在になれたら。法務・税務のワンストップサービスを提供したい」。コロナ禍で、昨年は開催が難しかったセミナーや勉強会を、今年は積極的に実施していく。

鎌田 佳子

小山 浩|おやま ひろし

略歴
1978年 高松市生まれ
1997年 高松中央高校 卒業
2001年 早稲田大学法学部 卒業
2003年 早稲田大学法学研究科 修了
2006年 中央大学法科大学院 修了
2007年 森・濱田松本法律事務所 入所
2014年 米国ミシガン大学ロースクール 卒業
2016年 国税庁に出向
2020年 弁護士法人 森・濱田松本法律事務所 高松オフィス開設、代表就任

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