②負債総額は大型倒産の減少を主因として前年度比41億3,800万円減
③香川は件数、負債総額ともに増加
④販売不振が101件で最多、「不況型倒産」は132件、構成比78.6%
2018年度の四国地区企業倒産状況(負債総額1,000万円以上、内整理を含む)は、件数168件、負債総額303億5,000万円。件数は前年度比17件増だったが、4年連続200件割れの低水準。負債総額は過去10年との比較で9番目と低額だった。
大型倒産で一進一退
愛媛は、件数45件、負債総額86億5,400万円。高知は、件数35件、負債総額68億4,100万円。徳島は、件数33件、負債総額46億9,800万円。四国合計の負債総額は大型倒産の発生によって左右され一進一退を辿っているが、負債額の小規模倒産が増加している為、件数では2年連続で増加している。
不況型倒産が約8割
全産業で倒産発生
人手不足や販売不振の影響を受けてサービス業他の件数が大きく増加した点が件数増の主因。しかし、製造業、卸売業での前年度の大型倒産の反動や、全般において倒産の小型化もあって負債総額は減少した。
東京商工リサーチ 四国地区本部長兼高松支社長 立花正伸
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