人に会うと元気になれる

住友生命 高松支社長 大和 雅彦さん

Interview

2015.11.05

「東日本仕様と言われていました」と話す大和さん。東京出身で西日本での勤務は今回が初めてだ。群馬、東京、静岡、岩手、山形、埼玉と転勤してきた。「分からない言葉もいくつかあって新鮮です。『おなかおきた』といった讃岐弁を解説してもらっています」。家族は埼玉に住み、単身赴任も8年目になった。

四国の温泉を回りたい

「温泉とゴルフが好きですね」。高校・大学とテニス部で、就職後も社内のサークルで楽しんだ。「今はテニスからゴルフにすっかり変わって。香川はゴルフ場が安くて近いので、いいですね」

東北勤務の時に温泉の魅力にはまった。休日にはタオルを持って、花巻温泉や蔵王温泉を始めあちこちに出掛けた。「香川にも良い温泉がありますね。仏生山、塩江、塩入など温泉通の職員に聞いて、いろいろ行っています。どんどん回ろうと思って、車も持ってきました。四国中の温泉を制覇したいですね」。9月から四国遍路も始めた。

10~11月に社内でウォーキングキャンペーンを実施中だ。1カ月間平均で1日1万1千歩を歩こうというもの。「これを機に万歩計を付けて歩こうと思っています」

お断りはあいさつだと思って

支部長研修を受けた時に営業の厳しさを痛感したと言う。6カ月間、毎日飛び込み営業をした。「お断りの言葉は最初のあいさつだと思って、そこからどう関係を築いていくかを考えました」。日々の活動にこだわることも大切だと思うようになった。「1日3枚のアンケートをもらうとして、2枚もらったところで夕方になってしまった。そこであきらめたら、きっと営業成績は伸びません。あともう少しと頑張った先に、不思議とご契約をいただけることがあります。活動に対するこだわりがあれば、結果に結びつくんじゃないかなと思いますね」

都心2千人の営業部隊をまとめる都心営業総局では、戦略室長を務めた。「局長が厳しい方で本当に勉強になりました」。運営について計画を立てることはもちろん、2千人を集めた研さん会の企画と実施なども手掛けた。

人に会うことと、人の役に立つことが仕事の基本。かつて上司に言われたことだ。「辛い時でも人に会えば元気になれる。それがこの仕事の良いところでは」。自分が支社長になってからは、徹底力、スピード、報告・連携を大切にしようと言っている。

高松支社は県内に18の拠点を持つ。拠点には出来るだけ顔を出すようにしている。「チーム高松を目指しています。私が言うのではなく、スタッフから自然とそんな声が上がるような支社になれば」

現場に出掛け、どんどん声をかけていきたいと言う大和さん。「万が一の時に残された人たちの悲しみを癒やすことは出来ませんが、経済的な不安を解消することで支えられます。間違いなく役に立つんだという使命感を持って仕事に臨みたいですね」

大和 雅彦 | やまと まさひこ

略歴
1963年12月 東京都生まれ
1987年 3月 早稲田大学政治経済学部 卒業
1987年 4月 住友生命 入社
2007年 1月 山形支社庄内営業部長
2010年 4月 都心営業総局都心戦略室長
2012年 4月 熊谷支社長
2015年 4月 高松支社長

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