高校生の金融リテラシー向上へ 尽誠学園で出前授業

成人年齢が18歳に引き下げられたことを受け、高校生に金融リテラシーを身に付けてもらおうと、百十四銀行は6月24日（金）、尽誠学園で金融教育授業を開いた。

同行リテール推進部行員2人が高校3年生228人に向けて、「成年後の契約について」「クレジットカードの使い方」「日常生活に潜む落とし穴」「クーリングオフについて」などを解説。キャラクターのうちわを使って答えるクイズもあり、生徒らは楽しみながら学習に取り組んだ。話を聞き、「便利なことが増えたと思っていたが、大きな責任をともなうことを改めて感じた。ネットショッピングではクーリングオフできないことも知り、気を付けようと思った」と杉村ひばりさん（18）。岡田遥希さん（18）は、「これからは自分で契約する機会が増えると思うので、今日教えてもらった通り、慎重に考えていきたい」と話した。

今年度から高校家庭科で金融教育が拡充される。同行は、未来を担う若者はもちろん、教職員のサポートにも継続的に取り組むという。