認知症予防セミナー「脳の健康を保ちイキイキと生活する秘訣」
ハイスタッフホールで開催

参加無料の認知症予防セミナー「脳の健康を保ちイキイキと生活する秘訣」が9月7日、ハイスタッフホール（観音寺市民会館）で開催され、約300人が参加した。

超高齢社会を迎え、観音寺地域でも認知症が深刻な社会課題となっている。そこで、脳機能の活性化や認知症の進行抑止・改善、予防などについて地元の取引先に学習してもらうのが目的。観音寺信用金庫とフコクしんらい生命、公文教育研究会（KUMON）が主催した。

セミナーでは、KUMON学習療法センターの橋口健部長が、認知症の現状や脳の機能説明のほか、物忘れと認知症の違いや脳を活性化させるポイントなどについても解説。独自の学習療法をはじめ、頭の体操や生活のこつなど、家庭でも実践できる具体的な予防の方法も紹介した。

また、アカデミー賞の「長編ドキュメンタリー映画賞」にエントリーされた映画「僕がジョンと呼ばれるまで」を上映。アメリカの高齢者介護施設で行われた認知症改善プログラムで起こる感動物語を通して、参加者らは理解を深めた。

ロビーには、脳の健康や学習療法に関する展示もあり好評。参加者の多くは、教材を触ったり、パネル展示を見学したり、楽しみながら学んでいた。