ノイズ対策の最前線 EMC技術者が香川に集う

EMC研究会

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2025.07.01

2025年度の「EMC研究会」が6月19日、高松市林町の香川県産業頭脳化センターで開催され、全国30社から技術者や研究者など56人が参加した。

EMC(電磁両立性)とは、電気製品に求められる二つの性能を指す。一つは製品が電気的ノイズを発生させない性能、もう一つは外部からのノイズの影響を受けにくい性能だ。これらの性能を評価する上で欠かせない「ネクスト香川」の電磁環境試験設備は、全国の企業に活用されており、稼働率は96%に達している。また、かがわ産業支援財団は「かがわEMC技術研究会」を設置し、EMC技術の普及と向上に取り組んでいる。

研究会は、その取り組みの一つで、同研究会会長で、京都大学名誉教授の和田修己氏が「基礎からのEMC設計―コモンモードと不要放射」をテーマに講演。テュフラインランドジャパンの穐原一真氏による講演「CEマーキング概要とEMC指令対応の進め方について」、菊水電子工業の矢島芳昭氏による講演「電源高調波規格の歴史と測定・対策手法について」もあった。

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