高校卒業後、一般企業で3年間社会人として働いたが、「もっと勉強したい」という思いが募り、退職して大阪航空専門学校エアポート学科に入学。知識を体系的に学び、2年の6月からは高松商運の早期研修で、現場で仕事を覚えていった。
入社後は、飛行機が着陸した後の誘導「マーシャリング」やトーイングトラクターで行う「プッシュバック」など、専門的かつ高い集中力を求められる仕事を任された。特にトーイングトラクターは、重い飛行機を押し出すため、それ自身の重量も約50トンあるうえ、飛行機の機種やその日の乗客の数、燃料の量などによって操作感が異なり、運転には細心の注意が必要という。
「最初は覚えることが多くて大変でした。でも、がんばった分、資格を取得できるのがモチベーションにつながった」と振り返る。現在は、飛行機の貨物の積み降ろしに必要なベルトローダーやハイリフトローダーなど約20種の資格を持つ。人数の限られたチームで時間に追われることも多く、プレッシャーを感じる瞬間も少なくない。それでも「ミスなく完遂できた時が一番うれしい」と微笑む。「毎日同じことをしているようですが、何か一つはスキルアップにつながることを見つけて、次に生かすようにしている」とも。
飛行機が滑走路に向かう際、整備スタッフたちが手を振って見送る姿がある。それは業務命令ではなく、「自分たちの仕事への誇りと、空の旅へのエール」だという。空の安全を守るその背中には、静かだが確かな熱意が宿っている。
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