インバウンドに特化した「風呂敷」で 日本文化を海外に

ギフトグッズ

News

2018.07.05

香川版風呂敷は 香川(日本)の思い出を凝縮した 斬新なデザインが特徴

香川版風呂敷は
香川(日本)の思い出を凝縮した
斬新なデザインが特徴


訪日外国人観光客の増加で注目されている観光分野において、外国人向けに開発された日本土産が少ないことに着目した(株)ギフトグッズ(高松市六条町)が、今年3月インバウンド消費に特化した風呂敷を発売した。デザインは、香川を代表するグラフィックデザイナー・藤本誠さんが担当した。風呂敷は4種あり、それぞれのテーマは「侍」「江戸の女性」「日本の玩具」「江戸の旅人」。日本らしさを強調した図柄が特徴だ。「タペストリーとしても利用できるようサイズや柄の配置などに工夫を凝らしました」と藤本さんは話す。
風呂敷のサイズは70cm×70cm。 高松、羽田、成田の各空港内の売店などで販売

風呂敷のサイズは70cm×70cm。
高松、羽田、成田の各空港内の売店などで販売

(株)ギフトグッズ代表取締役社長・安達俊彦さんは「日本人が好むものと、外国人が日本のお土産に求めるものは根本的に違います。例えば侍や着物などは大変人気の高いモチーフです。また1枚の布で物を包む、運ぶなどの機能がある風呂敷は日本独自の文化。外国人が興味を持つことで、日本でも再認識されるのでは」と話す。パッケージ裏面で風呂敷の基本的な使い方を写真付きで掲載している。

7月には香川県の観光地をテーマにした香川版風呂敷を新たに発売する。栗林公園や小豆島の美しい景色の中に、着物とちょんまげ頭の日本人が描かれた斬新なデザインだ。「インバウンド市場は人口減少が進む日本において、将来的に大きな可能性を秘めている。アイデア次第では過疎地域の活性化にもつながると考えています」と安達さん。来年の瀬戸内国際芸術祭、2年後の東京オリンピック、その後も成長が期待されるインバウンド市場。新しい発想と感覚で開拓を進めている。
(株)ギフトグッズTEL:087-814-4990

記事一覧

おすすめ記事

メールマガジン登録
メールマガジン登録
ビジネス香川Facebookページ