第64回四国弁護士会連合会がシンポジウム開催

四国弁護士会連合会

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2018.11.26

 四国四県の弁護士会で構成されている「四国弁護士会連合会」(四国弁連)では、人権擁護や地域司法の充実のために活動を続けている。中でも重要なのが、毎年秋に開催される定期大会で、今年は11月16日に開催された。
 毎回、時代に即したテーマでシンポジウムを実施し、その後はテーマに関連する宣言や決議を採択する。今回のテーマは「子どものための面会交流の実現を目指して」。四国弁連理事長・小早川龍司さんの挨拶で開会し、立命館大学法学部教授・二宮周平さんが基調講演を行った。
 講演では、離婚後の子どもの親権、面接交渉から面会交流への歴史、面会交流の意義などについて説明。支援団体の活動や弁護士としての役割についても述べた。その後のパネルディスカッションでは、二宮教授、大阪弁護士会弁護士・莚井(むしろい)順子さん、NPO法人面会交流支援センター香川副理事長・亀井美早子さんが登壇。実例も交えながら、子どもの利益から考える面会交流の必要性について意見を交わした。
 午前中の基調講演とパネルディスカッションは、一般の人も聴講可能。「法律は遠い世界の話ではなく日常と密接な関係がある。これからも生活者の目線で、活動を続けていきたい」と小早川さんはいう。

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