SDGs研修サービスを開始

2015年に国連で採択された、持続可能な開発目標「SDGs」。以前は、企業の社会貢献活動の一環として取り組むイメージが強かったが、自らのビジネスを通して社会の課題を解決することがSDGsという理解が広がり、SDGsを新たなビジネスにつなげる動きも進んでいる。

建材事業、専門工事業、住宅事業、総合建設事業を手掛けるフソウリブテック（高松市郷東町）では、生き方暮らし方を創造するライブテクノロジー企業となるという方針のもと、香川の企業の魅力を県外にいる人材にも発信し、地域を元気にしたいという思いから、SDGs研修サービスを新事業として開始した。

研修は、SDGsアウトサイドイン公認ファシリテーター・小笠原広大さん（経営企画課）が担当。SDGsアウトサイドイン・カードゲームを通して、新事業を生み出すきっかけを探っていく。

9月末には、まずフソウリブテック社内で研修を実施した。社員全員をいくつかのグループに分け、グループそれぞれが一つの企業と想定。自社の技術や資源をどう組み合わせれば新たな強みになるのか、それを誰にどう発信するか、より成果を上げるために他グループとどうつながるか……などを考えた。

実際に参加した経営企画課・田井涼子さんは「自分の想像の延長には新しいものは生まれないと実感。思いもよらない発想や組み合わせにチャレンジするおもしろさを感じました」と振り返る。研修を経て日々の仕事への向き合い方も変わり、新たな視点がもてたという。

今後は、企業からの依頼を受けて研修を実施していく。社会の課題を解決するSDGsの観点から、香川に新たなビジネスを生み出すサポートがしたいと意気込む。

問い合わせ　フソウリブテックTEL.087-882-5711