12年前からギターに傾倒 来年1月に新春ライブ

アサヒ飲料 四国支社長 三谷 喜代隆さん

Interview

2012.11.15

中高年ギターファンのギター心に火を付けたギタリスト南澤大介の著書「ソロ・ギターのしらべ」に触発されてギターと本格的に取り組む。四国支社には若い人のロックバンド「HAGAJAPAN」がある。社内サークルだが、自分も同じビルに入るアサヒビール四国統括本部長の板倉茂樹氏が沖縄勤務のころ覚えた三線とコンビを組み、三線とギターのデュオ「かりゆし60」を立ち上げて、「HAGAJAPAN」といっしょに年に数回ライブを開く。

きっかけは長淵剛

ギターを始めたのは19歳、大学生のときだった。長渕剛の曲が若者の心をとらえて離さないころ。井上陽水や南こうせつにも憧れた。ギターに親しんだが、社会人になってからは、時々思い出したように弦を弾くだけだった。

「ソロ・ギターのしらべ」を読んで一変した。「もう一度、ギターを本格的にやろう」。九州支社営業部隊の第一線にいた。福岡は音楽の町でもある。楽器を置いている喫茶やバーは多い。たくさんの仲間がいた。趣味のバンドに入れてもらえた。仕事に忙殺される日常のなかにギターの楽曲が入り込んだ。人生の慰めになり、生活に潤いが生まれた。

2年前、四国支社長になってから、しばらくして板倉氏が三線とともに高松に赴任した。意気投合し「かりゆし60」を結成した。「かりゆし」は「めでたい」という意味の沖縄方言。沖縄県で夏に着るアロハシャツに似たシャツ「かりゆしウェア」は有名だ。「60」はデュオを組む二人とも1960年生まれだからだ。

最近では8月26日に高松・丸亀町のライブハウスで「HAGAJAPAN」と共演した。来年1月には新春ライブを開く予定にしている。

これから「四国は水で勝負」

アサヒ飲料の主力は炭酸飲料の 「三ツ矢」、缶コーヒーの「ワンダ」、ブレンド茶の「十六茶」が三本柱だが、今、ミネラルウォーターの「アサヒおいしい水」を戦略商品にしている。水は、業界全体で昨年、2割弱売り上げを伸ばしているからだ。「おいしい水 六甲」はしばらく前までの 「六甲のおいしい水」。四国も域内でよく売れている。飲料業界では、これから「育つ市場」と言われ、会社も「国産の水」に力を入れる。

もう一つ頑張らないとならない商品がある。今月20日に新しく発売される消費者庁が特定保健用食品として表示を許可した炭酸飲料 「アサヒファイバー7500」だ。20日を皮切りに四国各地のスーパーやドラッグストアで試飲会を開くことになっており、新春ライブの練習と合わせ、公私ともに忙しさが増す。

三谷 喜代隆 | みたに きよたか

略歴
1960年10月16日 高知県長岡郡大豊村(現大豊町)生まれ
1983年3月 松山商科大学(現松山大学)人文学部 卒業
1991年4月 アサヒビール飲料株式会社
      (現アサヒ飲料)入社
2003年9月 九州支社営業第一部 部長
2010年9月 四国支社長

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