朝のウォーキングで“エンジン”をチェック

大同生命保険四国地区営業本部 本部長 帯野 高司さん

Interview

2011.05.05

「朝」を大切に

早朝30分のウォーキング、そして時々は「朝うどん」も楽しむ。高松に赴任して1年余り、これが大同生命保険四国地区営業本部の本部長、帯野高司さんの日課だ。「まだ眠っている町を歩くのは本当にすがすがしいですよ」

以前は朝5時半には起きて約1時間、自転車で走ってから出社していた。しかし、前任地(渋谷支社)では毎日、革靴を履いて1万歩以上を歩く日々。足と腰を痛めてしまった。高松では自転車はちょっと一休み。ゆっくりと歩くことで一日をスタートさせている。

「朝を大切にする」―。帯野さんが常に心がけていることだ。かつて、「朝ご飯を食べていない」という部下を毎朝自宅に迎え入れて、朝ご飯を食べさせていたそう。もちろん、食事の前には「朝自転車」ももれなく付いてくる。

「体ってまさに〝エンジン〟ですよね。朝食をしっかり取って体を動かすことで、その日のエンジンの調子が良いのか悪いのか分かりますよね」

初めての単身赴任

大同生命保険入社27年で転勤は高松がちょうど10回目。しかし意外なことに単身赴任は初めて。結婚後はすっかりご無沙汰だった自炊にも奮闘中だ。
「バラ色のイメージだったんですけど、そうでもなかったですね。いろいろ大変です…」

帰宅すると晩酌用のおつまみが出てくる。グラスは冷蔵庫で冷やしてくれている。もちろんそれだけではないが、改めて奥さんの、そして家族のありがたさに気づかされたという。さいたま市の自宅に戻るのは月1~2回。また、大阪・貝塚市の実家で暮らす83歳の母親にも、月に1回は顔を見せるようにしている。「病気もせず、元気で暮らしている母には本当に感謝しています。15歳で父を亡くしたこともあって、私の精神、心を養ってくれたのはやはり母なんでしょうね。今でも口は達者ですよ。『ハンカチ持った?忘れ物はない?』っていまだに言われてます…」。照れくさそうに、そして優しいまなざしで帯野さんは笑う。

「家族」の存在

「家族」の話題が広がる。仕事柄、数多くの経営者と接する中で気づいたことがある。

「優秀な経営者というのは、みなさん家族を大切にしている、というのが共通点です。奥さんと仲が良くて、子どもたちも応援してくれている。やはり家族に支持される、というのが経営の第一歩なんでしょう。ご自宅におじゃますると、その仲の良さは明らかですし、仕事の場面でも自然とお子さんの話題が出てくるんですよね」

いつもスマイルで!

明るい笑顔がとても印象的な帯野さん。職場で掲げているスローガンのひとつに「スマイルアップ~笑顔は副作用のない長寿の特効薬」がある。

「部下が契約を取れたときは、できるだけ大げさに喜ぶようにしています。保険というのは何十年とお付き合いしていただく息の長い商品です。その契約を取れたということは、お客様に信頼してもらえたということ。私にとっても大きな喜びです」

いつか職場の仲間と四国八十八カ所を自転車で周りたいと、やはり笑顔で話す帯野さん。きょうの〝エンジン〟の調子も良さそうだ。

帯野 高司 | おびの たかし

略歴
1962年 1月28日 大阪府貝塚市生まれ
1984年 3月 龍谷大学経済学部卒業
1984年 4月 大同生命保険相互会社
     (現在は株式会社)入社
2001年 3月 愛知TKC企業保険支社
      三河TKC営業部長
2003年 4月 千葉TKC企業保険支社長
2007年 4月 渋谷支社長
2010年 4月 四国地区営業本部長兼高松支社長

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