シェアリング防災宅配ロッカーを開発

日本電力

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2019.12.26

家にいない時も荷物の受け渡しができる宅配ロッカーを設置するマンションが、増えている現在。宅配ロッカーにもう一つ新たな機能を加えた「防災宅配ロッカー」が開発された。

手掛けたのは、日本電力、エリーパワーとフルタイムシステム、穴吹興産。宅配ロッカー内にリチウムイオンバッテリーを設置し、災害時に停電した時は電力を供給できるようにした。

地震が発生すると、揺れを感知して宅配ロッカーの扉が自動的に開放される。すると、ロッカー一つひとつのボックスに設置されたコンセントが使えるようになり、携帯電話やラジオの電源となる仕組みだ。蓄電容量は2.5kWhで、LED照明、液晶テレビ、冷蔵庫、携帯電話2台を使用した場合、約5時間半使える。

異業種の企業4社が得意分野を生かして開発された点と、平常時、非常時どちらも対応できる工夫が評価され「2019年グッドデザイン賞」を受賞した。「新築はもちろん、既存のマンションにも設置できるのも特徴です」という日本電力取締役・堀川竜平さん。「マンション全世帯分のコンセントはないので、使う時はシェアしていただくことが基本です」。発売は2020年3月の予定だ。

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