弾性ストッキングを丸亀市に寄贈

ストッキング・タイツの製造で、有名メーカーからの受注も多い香川シームレスでは、2019年に第三種医療機器製造販売業許可を取得し、一般医療機器である弾性ストッキングの製造販売を開始。むくみ対策用の弾性ストッキングの製造も手掛けている。この弾性ストッキング800足を本社がある丸亀市に寄贈、8月30日に丸亀市役所を訪問した。

寄贈したのは、2種類の弾性ストッキング。「そなえる弾性ストッキング」は、ソックスタイプで近年自然災害が増加する中で、避難所生活や車中泊のときのエコノミー症候群を予防するため災害時専用に開発した自社商品。災害の備蓄品として提供した。

また、「オリーブ綿混着圧ハイソックス」は、コロナ禍の中、医療従事者の負担軽減のために利用してもらいたいと提供した。長時間の立ち仕事をする人のため、むくみや脚の疲れを予防できるように設計。生地を小豆島産のオリーブオイルで加工しており、肌にやさしいのも特徴だ。

これまでにも、コロナ禍でマスクが品薄だった2020年に、マスクやマスクを耳にかける紐を丸亀市に寄贈した。「自社ブランドで、一般医療機器の製造販売の許可を取ったことをきっかけに、その技術を地域に役立てたいと思いました」と専務取締役の金地晃司さん。今後も、何か地域に貢献したいと話す。