離島向けドローンの長期定期就航を開始

かもめや

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2021.09.08

無人の物流プラットフォーム構築を通して、離島や山間部に暮らす人たちの生活を豊かにする事業を展開している「かもめや」。8月にあいおいニッセイ同和損害保険等と連携し、三豊市の粟島―須田港間で島民に生活物資をドローンで配送する定期航路を開設した。

「風雨の影響を受けやすい海上でドローンを運行するのは難しいので、長期定期航路として運用するのは“世界初”だと思います」と間々田貴史さん。注文があれば最大週5日、1日3回(天候による)運行。粟島着陸後は、自動で荷物を切り離し須田港に帰還する。粟島に到着した荷物は、島にいるスタッフが自宅まで届ける。

就航に先立ち、2月には国交省のスマートアイランド推進実証調査業務として、三豊市粟島スマートアイランド・プロジェクト(三豊市ほか)を実施。医薬品や生活物資の輸送実験のほか、オンラインで医師が診察、薬剤師が服薬指導を行うなど新しい医療体制の確保も模索した。

「島民が豊かに暮らし続けるためには、移動手段、物流、医療体制を整える必要がある。今回の取り組みがうまくいけば、他の地域にも応用できる」と言う。

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