ITを活かした新たな方法で
水産資源の自給率アップに貢献したい

FGROW JAPAN

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2024.03.21

栽培責任者 白鯛圭吾さん(東海学園高校出身)

栽培責任者 白鯛圭吾さん(東海学園高校出身)

漁獲量の減少、生産者の高齢化などの課題が指摘されている日本の水産業だが、世界的にみると水産物の需要は伸び続けている。

水産物を中心とした食品の加工・製造・販売を手掛けるFGROW JAPANでは、IoT技術を活かした新たな水産業に挑戦している。その一つが「陸上養殖ユニット」。駐車場1台分ほどのスペースで水産物を養殖できるユニットで、太陽光発電、水槽の水も循環自動ろ過と環境にも優しい。また、水質・水温なども自動管理でき、個人でも比較的簡単に水産物の生産ができるのが特徴だ。

現在、自社でも車エビを養殖しているほか、魚の種類に応じた環境設定などについてユニットの開発会社と共同で研究を進めている。あえて“小型分散型”のシステムを提供することで、大規模な陸上養殖を行う企業と養殖する魚種を差別化。共存しながら日本全体の水産資源自給率を上げる、食料を次の世代に残す仕組みをつくり出すことを目指す。

◆キーワード


スマート水産業

水産資源の持続的な利用、水産業の成長産業化を目指して水産庁が推進する取り組み。適切な管理方法や、IoTを活用した漁場予測、陸上養殖の実用化などが進められている。

FGROW JAPAN 株式会社

住所
香川県高松市庵治町6393番地45
代表電話番号
087-871-1910
設立
2001年6月(株式会社藪水産)
社員数
60人(グループ)
事業内容
①水産物を中心とした食品製造業
②食品販売業
関連会社
株式会社F&T COMPANY
株式会社FGROW
地図
URL
https://fgrowjapan.com/company/
確認日
2024.04.04

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