防犯ウォーキングアプリ「歩いてミイマイ」がキッズデザイン賞を受賞

香川大学

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2021.11.01

プロジェクトのメンバー

プロジェクトのメンバー

香川大学教育学部と創造工学部の文理融合型プロジェクトとして、香川県警などと連携して開発を進めていた防犯アプリ「歩いてミイマイ」が、第15回キッズデザイン賞で、少子化対策担当大臣賞を受賞、9月にオンラインで表彰式が行われた。

歩いてミイマイは、ユーザーが街の危険な場所の写真をアプリに送信、地図上に危険箇所のマークが表示されることで、防犯マップを作っていく仕組み。写真は管理者が審査した上で表示される。“危険な場所”と感じる基準は人によって違うため、共通の客観的な基準を設けてそれを簡単に学習できる機能をアプリに搭載したのも特徴だ。

「ベースになる考え方は、犯罪の機会を与えないという“犯罪機会論”。人ではなく犯罪が起こりやすい“場所”に注目しています」と教育学部准教授・大久保智生さん。アプリを使い小学校などでの授業も実施。「防犯マップを作ることが目的ではなく、人目につかない路地といった“見えづらい、入りやすい”場所が危険、というような視点を養うことが大切です」

子どもたちの防犯意識を高めるこの取り組みが評価され、今回の受賞につながった。今後は、地域の防犯ボランティア向けにもアプリを使った取り組みを進め、地域全体の防犯対策を強化していきたいという。

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