※設立年月は、商業登記簿に基づく。
2023年の干支は“辰(たつ)”
辰年設立の法人の産業別では、サービス業他が558社(構成比31.0%)で最も多かった。
設立年は、2012年が451社(25.0%)で最も多く、月別では年度始めの4月が232社(12.8%)で最多だった。
辰年設立の上場企業は298社
市場別の最多は、東証プライムの111社(構成比37.2%)。次いで、東証スタンダード109社(同36.5%)、東証グロース63社(同21.1%)など。
最古は、1880(明治13)年の大日本印刷(東京)。次いで、1892(明治25)年はシキボウ(大阪)、大分銀行(大分)の2社。1904(明治37)年は、2023年12月20日に上場廃止の東芝(東京)。業歴100年超の1916(大正5)年以前は11社で、辰年設立の上場会社の3.6%にとどまる。
1928(昭和3)年は10社、1940(昭和15)年は22社、1952(昭和27)年は30社、1964(昭和39)年は37社、1976(昭和51)年は40社、1988(昭和63)年は22社。2000(平成12)年は最多の84社で、インターネットやソフトウェア関連の企業も多い。
ちなみに香川県の辰年設立の上場企業は1社(市場はスタンダード)。
香川県の最古は1964(昭和39)年設立の穴吹興産だった。
産業別 香川県の最多はサービス業他で、全体の3割超
業種別では、最多が建設業の326社(同18.1%)。次いで、自動車整備、廃棄物処理、機械等修理、ビルメン、警備等を含む他のサービス業が179社(同9.9%)だった。
24年は『甲辰(きのえたつ)』と呼ばれ、成功の芽が成長し、形を整えていく縁起の良い年と言われる。
世界をパンデミックに巻き込んだコロナ禍を耐え、乗り切った企業に、昨年は円安、物価高、人手不足が立ちはだかった。アフターコロナに向け経済活動は着実に前進している。さらに確かな明るい一年を手にするため、各企業の豊かなアイデアと間断ない行動が求められている。
東京商工リサーチ四国地区本部長兼高松支社長 波田 博
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