難治性中耳疾患の治療法
香大と佐賀大の共同研究が採択

香川大学

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2024.06.03

日本医療研究開発機構の「橋渡し研究プログラム令和6年度公募・PreF」に、香川大学医学部耳鼻咽喉科学の宮下武憲准教授と、佐賀大学医学部の青木茂久教授による共同研究「粘膜再生に最適化した生体吸収性組織再生デバイスの開発」が採択された。

難治性の中耳疾患は、現在の治療法では術後の聴力悪化や再発のリスクが高く、聴力が十分に改善しない患者も多い。また、難聴は認知症の最大のリスクファクターと報告されている。そこで両者は、生体吸収性組織再生デバイスによる新しい治療法を確立。手術時の操作性がよいことから、内視鏡下の消化管手術など、さまざまな臓器での応用も期待されている。

採択された研究プログラムは、本年度から2年のプロジェクト。臨床応用につなげるための試験パッケージの策定や準備、産学協働体制の確立などを進める。

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