ケーキ店の3階に茶室 「スミダの棲みか」

パティスリースミダ

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2018.09.06

雰囲気がカジュアルだが 道具や内容は本格的な定期茶会

雰囲気がカジュアルだが
道具や内容は本格的な定期茶会

南新町商店街のケーキ店「パティスリースミダ」の3階には茶室「スミダの棲みか」がある。お買い物のついでに普段着のままお茶を楽しむ茶席を―という思いで2017年11月に完成した。もとは倉庫として使っていたスペースを、立礼(りゅうれい)(※)の茶室に仕立てた。コンクリート打ちっぱなしの無機質な空間に飾られた掛け軸や屏風が、モダンな雰囲気を醸し出す。
カラフルなフランス菓子と抹茶の相性は抜群

カラフルなフランス菓子と抹茶の相性は抜群

現在は、月1回の茶会のほか不定期で茶会を開催。しつらえや運営は、茶の湯に造詣の深い仲間たちが行っている。社長・住田俊二さんの担当は、自由な発想で作る季節の茶菓子。あえて「和」を意識せず、マカロンやムースといったフランス菓子で、茶の湯との新しいコラボレーションを目指している。「お客さんの反応をその場で見られるのがおもしろい」という。
知る人ぞ知るケーキ店の 3階の茶室の存在

知る人ぞ知るケーキ店の
3階の茶室の存在

商店街に面した3階の窓に明かりがともると、お茶会開催中の合図だ。薄茶席、濃茶席に続くワークショップでは、道具や所作について、お点前の基本、茶の湯から派生するさまざまなことがテーマになる。「お茶は堅苦しいものではなく、もっと自由で豊かなもの。普段の生活の延長線上にある茶室のあり方を、メンバーと一緒に発信していきたい」

次回の「スミダの棲みか茶会」は10月20日(土)の13時~17時で3席を予定している。

※テーブルといすを使って行う点前

DATA
高松市南新町8-30
TEL.087-813-2775

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