「せとうち旬彩館」がリニューアル、順調なスタート

香川・愛媛せとうち旬彩館

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2018.11.01

拡充された特産品フロアーには絶えず買い物客が出入りしていた

拡充された特産品フロアーには絶えず買い物客が出入りしていた

香川県と愛媛県が合同で運営するアンテナショップ「せとうち旬彩館」がリニューアルしておよそ1ヶ月になる。平成15年3月に東京・新橋に設置されて以来、初の大型リニューアルだ。
観光情報コーナーではペッパーが案内役を

観光情報コーナーではペッパーが案内役を

自治体による首都圏でのアンテナショップ開設は平成20年頃のブームを経て、今では都内に36都道府県が38店を出店している。うち、せとうち旬彩館の位置する銀座・日本橋・有楽町・新橋エリアには27店舗が集中しており、各県それぞれが特色を出して物産の販路拡大と観光情報の発信、さらには県イメージアップに奮闘している。
飲食店「かおりひめ」に新しく設けられた個室

飲食店「かおりひめ」に新しく設けられた個室

この度のリニューアルのポイントは、工芸品・雑貨コーナーを2階専用スペースに移して1階には地酒売り場を設けるなど特産品の販売面積を拡大、2階にはヒト型ロボット“ペッパー”が案内する観光情報コーナーを整備、飲食店「かおりひめ」には新たに個室席(6席)が用意され、讃岐・伊予の厳選グルメをこれまでとは違ったスタイルで楽しめるようになった。ここでは鯛めしとうどんのセットなど2県共同運営店ならではのメニューが人気だとか。
また、毎週末にかけて催される店内実演販売やイベントの様子が路面沿いのウィンドウから見えるよう、集客への工夫もなされている。
昨年度の香川県産品売上上位5品目

昨年度の香川県産品売上上位5品目

改修工事期間中は休業することとなり、香川県東京観光物産センター所長の山田伸彦さんは「客離れが不安だった」そうだが、ふたを開けてみれば、過去2番目の売上を記録した昨年との同月比でも2桁増の見込み。「これからも瀬戸内の旬なものを味わい楽しみに来てもらいたい」と胸をなでおろす。
この日は香川県漁連がオリーブハマチを試食販売 「臭みがなくておいしい」と好評

この日は香川県漁連がオリーブハマチを試食販売
「臭みがなくておいしい」と好評

客層は土地柄もあり、40代以上が大半。
「ここなら、香川に遊びに行く、うどん巡りをする、そうしたときの情報収集もできる。また東京に戻ってから香川を思い出したり、と若い人には是非もっと来てもらい、香川の事を知って欲しい」と山田さんは期待を口にする。

この日、試食販売のあったオリーブハマチを買っていた20代の夫婦に聞くと、「銀座への買い物途中で中が見えたので入った。入るのは初めて。香川にも行ったことはない」とのことだが、オリーブハマチの味には満足した様子。

せとうち旬彩館は、こうして着実に香川との接点役を果たしている。

香川・愛媛せとうち旬彩館

住所
東京都港区新橋2丁目19番10号
代表電話番号
03-3574-2028
設立
2003年3月25日
事業内容
香川県・愛媛県共同アンテナショップ
特産品ショップ
郷土・せとうち料理
観光情報コーナー
営業時間
1F特産品ショップ<10:00-20:00
2Fかおりひめ<レストラン><11:00-23:00(LO.22:00)
2F工芸品・雑貨ショップ<10:00-20:00
年中無休(年始を除く)
地図
URL
http://www.setouchi-shunsaikan.com/
確認日
2018.10.31

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