徹底した自己管理で 家族も仕事も大切に

東京商工リサーチ 四国地区本部長 兼高松支社長 田中 現さん

Interview

2014.01.03

「これまで横浜市外で生活したことがなかったんです」。神奈川県横浜市出身で、入社後は横浜支店に配属。その後は東京勤務が長かった。昨年7月に高松支社に着任。妻と娘、息子2人は現在も横浜住まいだ。

「香川は自然豊かで過ごしやすい場所。塩江には2回行きました。バスで行って、周辺を散策できるのがいいですね」

家族旅行は欠かさず

3人兄弟の末っ子で、姉と兄の影響を受けて始めたハンドボールは、高校・大学と続けた。ポジションは攻撃の中心となる「左45度」。特に、高校時代の厳しい部活動は思い出深い。「あと1勝すれば関東大会出場、というところで負けてしまいました。とても悔しい思いをしましたね」

今は、スポーツをする機会が少なくなってしまったため、積極的に歩く。歩くことのほかに、旅行も好きだ。毎年、家族旅行を兼ねて妻の実家がある東北へ出掛ける。

昨年は、小学4年の次男が一人で高松まで遊びに来た。小豆島を巡る二人旅をしたことは、夏の楽しい思い出となった。

仕事は追いかけて目標達成

東京商工リサーチは、国内約240万件の企業データを保有。企業情報の提供サービスなどを行っている。田中さんは入社後12年間、企業調査の調査員を務めた。「2000社以上訪問したのでは。調査報告書の内容は、企業の経営に影響を与えるかもしれません。責任と緊張感のある仕事です」

常々、仕事は追われるものではなくて、追いかけるものだと考えている。「追われるから、焦ってミスが生まれます。報告書に間違いがあってはいけませんから」。目標を立て、挑戦し、達成する。それをこつこつと積み重ねてきた。「達成するには、何より自己管理が必要です」

20年以上続けているのは、朝7時に出勤すること。残業もなるべくしない。「子どもが小さいときは、午後7時には自宅に帰っていました。東京勤務のころは電車通勤で1時間半ほどかかっていたので、高松では本当に朝が快適です」。どんなに仕事を抱えていても、時間は待ってくれない。限られた時間をいかに有効に使うかを常に意識する。

「成長を実現して実感しないと、地方経済はどんどん縮小傾向になってしまうと思います。そんな状況に陥らないためにはどうしたらいいのか、社員全員で考え、四国地区の業績目標を達成したいですね」

田中 現 | たなか げん

略歴
1968年3月17日 神奈川県横浜市生まれ
1990年3月 明星大学人文学部経済学科 卒業
1990年4月 株式会社東京商工リサーチ入社
2003年9月 営業本部部長
2009年4月 事業統括本部上席部長
2011年2月 経営企画室副本部長
2012年5月 管理統括本部副本部長
2013年7月 四国地区本部長兼高松支社長

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