清掃活動と制作体験を”いきいき”と

JTB高松支店

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2019.09.11

瀬戸内国際芸術祭2019の舞台となる海水浴場の清掃と作品の制作を体験するツアーが、9月8日(日)に丸亀市の本島・泊(とまり)地区で行われた。

ツアーは「地域を元気に、人を笑顔に。」をテーマに、お客さんや地域の人とJTBグループの社員が一緒になって、元気な未来を創造していく「JTB地球いきいきプロジェクト」の活動としてJTB高松支店が企画したもので、大勢の小学生を含む38人の応募者が参加した。

チャーター船で高松港を出発した一行は、瀬戸大橋の下をくぐって本島に到着。さっそく泊海水浴場の清掃に取り掛かり、初秋とは思えない炎天下に、みんな汗だくになりながらもそれぞれの袋いっぱいのゴミが集められた。

ワークショップでは、アーティストの五十嵐靖晃さんから作品となる「そらあみ」への思いが語られたあと、参加者は5色のカラフルな糸で魚網を編んでいく作業に取り組んだ。海や野原など豊かな自然を横目に、我慢できずに外に出たがる男の子は仕方ないとして、女の子たちは地元の方の助けを借りながら、次第に編み足されていく作業に夢中になって楽しんでいた。
ツアーを終えた参加者からは「そう遠くないけど来たことのなかった高松市外の島に来て、違った角度から瀬戸内海を見ることができた」「作品づくりに関わったことで芸術祭に参加できた気分になれたので、また完成作品を見に来たくなった」といった声が聞かれた。

主催のJTB担当者は「観光地の魅力をより知ってもらうためにも、今回のような体験型のツアーを今後も企画していくので是非参加していただきたい」と話す。

「そらあみ」は、塩飽諸島の大小28の島々を繋ぎたいという思いのもと、島に暮らす漁師や集った人々の協働で制作。波打ち際で空に向かって垂直に設置され、天候の移り変わりや潮の満ち引きによって変化する見え方を楽しむことのできる作品。五十嵐さんは、網の目を通して、過去からの人と人とのつながり、海や島の記憶、土地の風景をとらえ直したいと考えている。

春会期は瀬戸大橋でつながる沙弥島、瀬居島、与島、岩黒島、櫃石島の5つの島で制作され(高さ6.5m、幅60m)、秋会期では新たに本島、牛島、広島、手島、小手島、更に西の高見島、佐柳島、志々島、粟島の9つの島でつくられた漁網を連結し(幅120m)、島から島へ海のつながりを編み広げている。
全ての網をつなげる連結イベントは次の通り。どなたも大歓迎とのことなので、機会が合えば是非ご参加を。

日時:9月21日(土)AM9:30~11:00
場所:本島・泊海水浴場(本島港より徒歩10分)
*小雨決行。荒天時は翌日に延期。

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