香川漆芸ショップがリニューアル

香川県漆芸研究所

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2020.02.26

展示の一部

展示の一部

蒟醤(きんま)、存清(ぞんせい)、彫漆(ちょうしつ)の三技法に代表される香川漆芸は、塗り重ねた漆のつや、繊細な彫の技術、多彩な色漆の美しさが特徴だ。芸術的に高く評価されている一方で、生活の中で身近に使いづらいイメージもある。

そこで、日常でも漆器に親しむきっかけをつくりたいと、香川県漆芸研究所(高松市番町)では、1階展示コーナーを「香川漆芸ショップ」として2月にリニューアルした。8つに区切られた壁面のケースには、香川の三技法の作品を中心に、2000円台の手ごろな価格の品も展示していく。

リニューアル第1弾として、綾川町在住の若手作家・泉谷麻紀子さんの作品を展示。作品が魅力的に見えるよう作家自身がディスプレイを手掛けた。「若手作家が作品を発表する場の一つにしたい。香川の伝統を守りながらも新たな可能性に挑戦し、みずみずしい作品を生み出そうとしている若手作家たちの名前をこの場所を通じて知ってほしい」と所長・古川京司さんはいう。

4月以降の展示については、香川で活躍する若手作家を中心に公募する予定。1人または少人数での作品展示・販売が可能だ。詳細は問い合わせを。
TEL.087・831・1814

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